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出版社内容情報
長崎尚志氏・絶賛!「悔しいが思いつかなかった」
正統派劇画家最右翼・森秀樹渾身の新作。
描くは中世オリエント世界に巻き起こる嵐--
「1258年、モンゴル帝国VSペルシャ+"インド墨家"」!!
西暦1258年、
ペルシャ高原の小都市ビジャを、蒙古軍の支隊が包囲した---
世界の半分を制圧した最強騎兵は総数2万、
対するビジャの人口はわずか5千人である。
陥落は誰の目にも明らかだった---
モンゴル帝国によるペルシャ侵攻、それに抗う小都市国家「ビジャ」を巡る攻城戦……
彼らが最後の希望を託す伝説の集団「インド墨家」の正体とは!?
1巻刊行記念PVはコチラ→https://www.youtube.com/watch?v=Fb_v59ZG_9c&list=PLO0PB3vkogr_hXklmV8lzcL-P7RShVjNI&index=3
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(※作家紹介欄)
森秀樹 Hideki Mori
1982年『チェイサー』(小学館「増刊少年サンデー」掲載)でデビュー。酒見賢一原作の『墨攻』(小学館)で1994年度・第40回小学館漫画賞を受賞。それ以降も、小池一夫原作『子連れ狼』の続編である『新・子連れ狼』(小学館)をはじめ、数々の正統派劇画作品を世に送る。近作に『新選組血風録』(原作:司馬遼太郎/文藝春秋)など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dash-Checker
21
宰相ジファルのキャラクターが最高。野心家なんだけど完全な悪党ではなく、オッド姫への間合いの取り方が実に上手に描かれている。マンガ的な展開もあるけど、まあマンガなので(笑)2022/03/08
karatte
20
時は1258年。所はペルシャの小都市ビジャ。抬頭著しい蒙古軍の襲来に際し、父に代わりビジャを統治するオッドアイのオッド姫(紛らわしいが確実に意図的なネーミングだろう)は、遥かインドのアメダバにいるという伝説の思想集団の末裔"インド墨家"に助力を乞うが……。というわけで代表作『墨攻』に連なる〈墨家〉シリーズと判り、まずはそちらを読むべきだったと悔やんだが、取り敢えず読了。野心家の宰相ジファルに放送禁止用語連発の蒙古人将軍ラジン。内も外も敵だらけの窮状に、早めの登場と相成ったインド墨家ブブはどう挑む? 2022/08/28
N島
18
巨匠『森秀樹』が挑む異色の戦記漫画。モンゴル帝国の侵攻に脅かされるペルシャの都市国家をインドの墨家集団が救う…という特異な設定に惹かれて購入。リアリズムとフィクションと娯楽要素を程よくブレンドさせ、一流の劇画表現に昇華させた希有な作品。読み手を選ぶ作品ですが、なかなかに味わい深い魅力があります。2022/02/15
JACK
14
☆ 西暦1258年、ペルシャ高原の小都市ビジャを蒙古軍の騎兵2万が包囲していた。陥落寸前となったビジャのオッド王女は、インドにいる「墨者」に助けを求める。墨者は中国戦国時代に活躍した思想集団「墨家」の者たちで、兼愛と非攻を唱え、侵攻の危機にある城があれば無償で命を賭けて守るという。果たして本当にインドに墨家の者がいるのか、ビジャの危機を救ってくれるのか。作者の代表作で墨家の活躍を描く「墨攻」を別時代、別の土地で描くセルフカバー的な作品。考えは深く、戦闘は激しい。読んでいて興奮させられる魅力的な劇画です。2023/01/24
毎日が日曜日
12
★★★+ インドにいる墨家集団がペルシャの小城を蒙古軍から墨守する。燃える。2022/02/19