内容説明
品格があろうと、脳を鍛えようと、要は生き延びなければ意味がない。アタマを使って、カラダを使って、できることは全部やる、そういう行動力と判断力が必要なのです。一般人には経験できない厳しい世界で生き抜いてきた、著者だからこそ指南できる、格差社会を出し抜く実践的なウンチク満載。
目次
男は常に臨戦態勢にあると思え。さもなくば、ほんの毛ほどの起死回生のチャンスも気づかないで過ぎ去ってしまう。
死ぬ覚悟は十秒で決める。捨て身になれる時間の短さで勝負は決する。
仕事が無いというのは嘘。無いのは観察力と行動力。いい格好したい、白い手袋もしてたいじゃあ、金儲けなどできるもんか。
自分の居場所がものを言う。居場所次第で人の出入りも情報もまったく違ったものになる。
浮いていても、ここが今の自分の天井と見切って場を後にする。博奕に負けない秘策はこれしかない。
情報を判断する時は、その情報の出所を重視する。新聞、テレビからは何の情報も得られない。
常に時代の半年先を走る。勝ち残るのに裏社会も表社会もあるもんか。
欲を張るなら、カラダも張ることさ。
デジタル時代になればなるほど、生身の肉体が価値を増す。
ヤクザもスポーツ選手も女優も、みんな兄弟なのさ。〔ほか〕
著者等紹介
安部譲二[アベジョウジ]
1937年、東京・五反田生まれ。麻布中学在学中から渋谷の愚連隊・安藤組に出入りし、ヤクザの世界へ。ヤクザに身を置きつつ、日本航空パーサー、レストラン・ライブハウス経営、キックボクシング解説者、食品加工会社など実業家としての面も持つ。1981年ヤクザから足を洗い、その後、作家を目指す。1986年出版したデビュー作、『塀の中の懲りない面々』がミリオンセラーに。以後、小説やエッセイの執筆の他、テレビ・ラジオ出演など多方面で活躍する。また、漫画原作も手掛けており、『RAINBOW―二舎六房の七人―』(作画・柿崎正澄、週刊ヤングサンデー連載中)では、2006年第51回小学館漫画賞大賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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