内容説明
実際に起きた恐い出来事…恐怖の語り手・稲川淳二が、ひとりでは眠れない夜をアナタにそっとプレゼント。最新の恐い話がいっぱいの不思議な稲川ホラーワールドPART3。
目次
見つけた
独演会場の霊
オルゴールの伝言
姉妹人形
見知らぬ女の子
髪の毛を洗う手
地底湖の道連れ
後ろの正面だ~れ
鏡の中の自分
五月人形〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
145
稲川淳二さんの怪談本は本当に飽きの来ない普遍の面白さがあるなと思いますよね。本書も次から次へと頁を繰る手が止まらず気づけばアッという間に読み終えちゃいましたね。「……からの電話」仲のいい学生仲間3人で海の近くにある別荘に行って楽しく飲んでいたら電話が架かって来る。電話に出ると「あなたルルルン欲しいんでしょ、ルルルンしたいんでしょ」とテープに録音された声が延々と繰り返すので腹が立ち「ふざけるな!」と言って切る。それから二人が帰った何日か後に何と電話を受けた別荘の持ち主の男が海で溺れて亡くなってしまったのだ。2020/12/19
chatnoir
11
地底湖で、亡くなった人が見つけてもらいたくてついてくる...怖い。運転を教えてもらっている相手がひき逃げ犯...色んな意味で怖い。割とオーソドックスだったり、聞き覚えがあったりするけど、楽しめた。「いやだなあ」「怖いなあ」「気持ち悪いなあ」が随所に出てきて、お話を聞いてる気分になった。8月の怪談ナイトが楽しみだ。この本に出てきた女性のように、稲川さんの後ろに何かが視えちゃったりしたらどうしよう!!(←困っていない...笑)2018/06/06
mintia
5
文体が稲川淳二さんの口調になっていて、ついつい状況を想像してしまう。稲川淳二の怪談ナイトに行ってみたい。2022/08/27
akatuki
2
まったく同じ話でも聴くと読むではまた異なる趣きがある。なかでも「魂を喰らうシミ」はダントツで怖かった。2014/07/13
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- 和書
- あいだ 弘文堂思想選書