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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Susumu Kobayashi
3
アマオケのコンサートマスターにして希代の古書コレクター某氏の推薦で読む。3編収録してあるが、目当ては第2話の「S・F・Z スフォルツァンド」である。ドイツの巨匠フルトヴェングラー指揮の、ナツィス・ドイツ時代の演奏会と現代が交錯する。音響解析であそこまでわかるものなのだろうか。2020/08/24
みみずばれ
1
2000年前後の作品が3作収録されている。「300万通の絵葉書」はゴルゴ13に仕事を依頼する接触ルートを潰そうとする妨害者が現れるという珍しい作品。この妨害者がなかなか味のある愛国者なのだが、死を覚悟した上でのゴルゴ13との対峙シーンで記念すべき第一話である「ビッグ・セイフ作戦」についても触れられるという演出は印象的だった。それにしても初期の頃使われていたG型トラクター募集のコンタクト方法はいつの間に使われなくなったのか。2023/08/12
元老院議員
1
「地震超怖い」のコラの元ページのある巻。地震じゃなくて流言の話で、それはそれで良品と言っていい面白い話だったけどもw2020/05/18
hibimoriSitaro
0
再読。2003年5月初版。私企業が役者を大統領に仕立てて傀儡政権を樹立・ドイツのライヴ録音は世界一ィ・ゴルゴへの依頼ルートに飽和攻撃の巻。第3話は最終的に当該ルートを放棄せざるを得なかったという点でもしかしたらG資金以来の大ダメージなのかも。2015/10/23
みみずばれ
0
収録作「300万通の絵葉書」は狙撃ではなくゴルゴ13への連絡方法にスポットを当てた異色作。過去の作品への言及がある点でも珍しい。別の収録作「S•F•Z」は過去に他者が行った狙撃とゴルゴ13の狙撃がクラシック音楽のテープを通して偶然結びつく美しい作品。表題作「演出国家」はアフリカ某国の大統領を先進国の財閥がプロデュースして合法的な乗っ取りを企てるという奇想天外なストーリー。むちゃくちゃやりたい時はアフリカが舞台に選ばれることが多いように思う。2013/03/15