渋沢・三島・六十年代

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渋沢・三島・六十年代

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784845710928
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

たとえば、村上春樹や村上龍。圧倒的な支持を受け、ポップにも見える彼らの小説に落ちる、色濃い六十年代の影。経済的繁栄と国際化・民主化を目指す一方、血と暴力、濃密なエロス、オカルティズム、土俗的な情念、天皇制とナショナリズム…反近代的な矛盾が、膿のように、一気に噴出した六十年代。日本人はいったい何を得て、何を失ったのか。渋沢龍彦・三島由紀夫の活動の軌跡、前衛芸術・暗黒舞踏などとの関わりをたどり、ふたりが予見した現代の諸問題を灸り出す。

目次

プロローグ 村上春樹と三島由紀夫
第1章 炭取と蟹
第2章 サド・渋沢・三島・六十年代
第3章 訳されたサド、描かれたサド
第4章 肉体と舞踏
第5章 前衛の時代―身体とオブジェ
第6章 三島由紀夫とオカルティズム
第7章 幻想とマニエリスムの季節―渋沢龍彦と美術
第8章 最後の渋沢龍彦
エピローグ 肉体と意識の外延―六十年代と現在

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