サマルカンド年代記―『ルバイヤート』秘本を求めて

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サマルカンド年代記―『ルバイヤート』秘本を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784845704804
  • NDC分類 953
  • Cコード C0022

内容説明

大天文学者オマル・ハイヤームが11世紀に遺し『ルバイヤート』自筆本―暗殺者教団の都サマルカンド炎上と共に失われた筈の世界唯一冊の希覯書が6世紀後忽然と現れ、ペルシア現代史の激動の中で、大西洋の底に永遠に沈むまでの年月に見た歴史ドラマとは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

7
オマル・ハイヤームという11世紀のアラブの大詩人、哲学者、科学者、天文学者の書いた4行詩本「ルバイヤート」の誕生時点の話(前編)と19世紀のペルシャの革命時点の話(後編)とに分かれている。前編では政治から離れたいオマルとやり手の宰相ニザール・ル・ムルクと暗殺教団の創始者ハサン・サッバーフが友人関係になるが、それぞれの思想の違いにより離れていく状況がメリハリのある描写によって描かれる。2021/07/02

unknown

5
『ルバイヤート』手稿本を巡る数奇な運命を書いた歴史小説。学者・詩人オマル・ハイヤーム、暗殺教団首領ハサン・サッバーフ、時の宰相ニザーム=ル=ムルクの三人の出会いと対立の前編、フランス系アメリカ人 ベンジャミン・O・ルサージが19世紀末から20世紀初頭のオリエントの地の激動を渡り歩く後編を、全四章で展開。史実とフィクションを巧みに織り交ぜ、大きなスケールで展開しているが、全体を通してみると淡白な印象を感じるところも多く、そのあたりは好みが分かれる。前編は面白いが、後編はちょっとダレた。2012/04/15

bapaksejahtera

2
シナとペルシアを同じ括りにするようなオリエンタリズムはありながらオマル・ハイヤームの自筆原本に彼のボディーガードなどが日時等の註解を施して年代記風にしたものを話題に11世紀と20世紀のペルシアをめぐる世界を描き出すフィクション。思いの外興味深く読んだ。2019/11/19

ishii.mg

1
ルバイヤート手稿本の成り立ち、その再発見と消失の物語。史実を背景にオマル・ハイヤームの生涯と、近代ペルシアの立憲革命の物語。小説ではあるが、未知のオリエントを学ぶことができる。2024/10/12

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