海軍創設史―イギリス軍事顧問団の影

海軍創設史―イギリス軍事顧問団の影

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  • サイズ A5判/ページ数 510p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845702060
  • NDC分類 397.21

内容説明

開国から日清・日露戦争まで、短期間に世界有数の海軍を築いた日本の軌跡を、未発表資料を駆使して描き、イギリスの影響、米国との微妙な関係を歴史の中に初めて掘り起す。本格的な日本軍創設史。

目次

阿部正弘の深慮遠謀
オランダとの接近
オランダ海軍教育団
咸臨丸の太平洋横断
薩摩・長洲とイギリス
幕府海軍の整備
戊辰の戦い
寄せ木細工
英国海軍顧問団〔British Naval Mission〕
始動
対清戦備
対露準備
日米開戦論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

泥岳

2
幕末から日露戦争までの海軍史。初版は1986年。30年前のものなので、多分に古い言説なのだろうが、読みごたえあり。引用の原文はやや冗長か。海軍史なのだが、日清戦争まではイギリスなどからの近代制度の輸入史であり、日本官制の近代化史である。輸入が一段落して、和漢思想が再興する。『善の研究』を嚆矢として、近代の超克に至る道程は、官にもあって、皇国思想へとつながるのだろう。日本海海戦は、思想史的ターニングポイントでもあったのだ。2017/11/25

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