出版社内容情報
人気シリーズ「乙女の本棚」第51弾は、文豪・小川未明×イラストレーター・しきみのコラボレーション!小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
【目次】
内容説明
人間に育てられた人魚の少女。彼女の赤い絵が描かれた蝋燭は評判を呼び、多くの人が買い求めるのだが…。小川未明の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは『猫町』、『詩集『青猫』より』、『押絵と旅する男』、『夢十夜』、『桜の森の満開の下』、『恋愛論』、『魔術師』、『夜叉ヶ池』、『文字禍』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって、人気シリーズ「乙女の本棚」の第51弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
著者等紹介
小川未明[オガワミメイ]
明治15年(1882年)新潟県生まれ。「日本のアンデルセン」と呼ばれる。早稲田大学英文科在学中に坪内逍遥やラフカディオ・ハーンの指導を受け、小説や童話を書く。1961年死去
しきみ[シキミ]
イラストレーター。『刀剣乱舞』など、有名オンラインゲームのキャラクターデザインのほか、多くの書籍の装画やファッションブランドとのコラボレーションを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
116
『乙女の本棚』第51弾!それは哀しいお話でありました。我が子を思う人魚の母の愛。口先三寸卑しい香具師の男の口車に乗せられて、慈しんで育てていたはずの養い親・老夫婦の心の移ろい。世界で一番優しいのは本当に人間なのか?赤い蠟燭が印象的なしきみのイラストが好い。2026/01/04
シャコタンブルー
57
本シリーズの楽しみは初読み作家との出会いにある。この作者のことも日本のアンデルセンと呼ばれていることも知らなかった。人魚母が娘ためによかれと思ったあの行動・・人の好さそうな老夫婦の変節・・まさしくアンデルセンだった(笑)しきみさんの魅惑的な人魚の造形と鮮やかな赤の色彩が素晴らしかった。2026/01/23
たまきら
34
しきみさんのはっきりした絵はミステリー的な要素は欠けるけれど、象徴的に描かれたものなどを汲み取ることが容易で、好きです。赤い顔料に染まる尾びれや、海藻に包まれた赤ちゃんのイメージがとても綺麗でした。2026/01/19
ぐうぐう
30
人魚そのものを何かのメタファーとして捉えることが可能な「赤い蝋燭と人魚」。それは時代によって変わっていくからこそ、本作は耐久性を備えた作品になっている。また、人間界から異界への干渉ではなく、人間への憧れが人魚の人間界への侵入を許す展開(そしてその信頼が裏切られる展開)も様々な示唆を読者に促す。暗く哀しい物語だが、しきみは小川未明の小説の行間を巧みに読むことで、一筋の希望を描いている。そこがいい。2025/12/19
イカまりこ
13
乙女の本棚で再読。どうして人間って目先の欲に駆られちゃうんだろう。人魚と知った上で育てる決意をしたのに、しっかり家業の役に立つ子に育ってくれてるのに、香具師の甘言で娘を捨てる老夫婦。老後の世話をさせるでもいいから手元に残すって発想はなかったのかな。そもそも愛情はなかったのかっていう。娘の悲しみのこもった赤い蝋燭を買っていったのは実母である人魚でしょう。娘の幸せのために手放し人間に託したのに、こんな結果になって。後悔と悔しさが伝わる。しきみさんのイラストのように、親子が再会できてるといいな。2026/01/28
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