乙女の本棚<br> ルルとミミ

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

乙女の本棚
ルルとミミ

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月30日 22時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 64p/高さ 18X20cm
  • 商品コード 9784845638888
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人気シリーズ「乙女の本棚」第32弾は、文豪・夢野久作×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

内容説明

「水が濁るとよくないことがある」。そんな言い伝えのある湖のそばに住むルルとミミは、鐘造りの父が身を投げてから、二人きりで暮らしていた。夢野久作の名作が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き本シリーズでは堀辰雄『鼠』太宰治『魚服記』中島敦『山月記』新美南吉『赤とんぼ』を担当するイラストレーター・ねこ助によって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第32弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。

著者等紹介

夢野久作[ユメノキュウサク]
明治22年(1889年)福岡県生まれ。慶應義塾大学中退。様々な職業を転々としたあと、37歳のときに「あやかしの鼓」を発表

ねこ助[ネコスケ]
鳥取県出身のイラストレーター。書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寂しがり屋の狼さん

64
『乙女の本棚』シリーズ31冊目📚夢野久作さんは『死後の恋』『瓶詰地獄』に続き3作目、押絵は同シリーズで「魚服記」「山月記」「赤とんぼ」などを手掛けた、ねこ助さん(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)幼い兄弟の刹那くて、優しい愛の物語。2023/11/07

なつきネコ@小学校に入学した化け猫

42
なにげに夢野久作を読んだことないな。 耽美な作品のイメージはあったが、こんな感じなのか。文章も耽美で美しい。かわいそうな兄弟。死に別れて泉の底に沈む兄。一人残され悲しむ妹。ルルとミミという2人の兄弟愛は深い。泉の底の国、鳴らない鐘、美しい水死体のあたりに西洋的な耽美さを感じる。特に美しい水死体は西洋絵画でもよく使われる解題。美しい兄弟の悲しい死だけど、ルルの泉の国への哀愁や、ミミの兄への想い。女王様の願いを見るに。この最後がこの兄弟最後の落としどころなのかなと思った。しかし、ねこ助さんのイラストも美しい。2024/10/13

優希

40
救いのない物語ですが、儚くも美しく感じました。久作は兄妹に特別な想いがあるのでしょうか。2023/11/05

ちえ

33
絵が夢野久作の書いた物語にマッチしていて幻想的で美しい。話の内容もとても好み。これは…二人は幸せになったということだよね、とラスト悩む。こういうのをメリーバッドエンドというらしい。2023/12/29

ぐうぐう

30
童話とは、時に残酷さをむき出しにする。鳴らない鐘を作った自分を許せず、湖に身を投げた父の代わりに鐘を作ることになったルル。しかしルルの作った鐘も音を響かせることなく、父と同じようにルルも湖に消えてしまう。残された妹のミミは、兄に会いたい想いを湖で咲く睡蓮に願う。ここで描かれる湖の世界は、あの世であり、夢であり、理想の世界でもある。そこから眺める現実世界は、実に殺風景に映るものだ。兄妹の決断は、現実世界から見れば悲劇だが、二人にとってはハッピーエンドに他ならない。(つづく)2023/06/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21250933
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品