ニッポンの音楽批評150年100冊

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ニッポンの音楽批評150年100冊

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845636778
  • NDC分類 760.31
  • Cコード C0095

内容説明

ペリー来航から軍楽隊、クラシック、「リンゴの唄」、戦後ジャズ、各種音楽雑誌、ビートルズ来日、ニューミュージック、歌詞論、プレイリスト、サブスク、そして未来まで―日本人は、どうやって音楽を語ってきたのか。その歴史を、名著100冊を抱えてひたすら読み解く!音楽にまつわる150年分のブックガイドも掲載!

目次

第1章 1876年~1905年 「音楽」は国家事業なり―幕末と明治の音楽批評(ペリーとともに洋楽がやってくる;ミンストレル・ショウとの出会い ほか)
第2章 1906年~1935年 内面化と大衆化―「クラシック」の受容と日本的ポップスの変容(日比谷の音楽堂;邦楽とドレミの和洋折衷 ほか)
第3章 1936年~1965年 変わったこと、続いたもの―戦前・戦中・戦後の音楽批評(二・二六と音楽雑誌;『名曲決定盤』 ほか)
第4章 1966年~1995年 批評する主体の確立から解体へ―サブカルチャーとしての音楽と批評(ビートルズ来日の衝撃;ロックンロールとプレスリーの登場 ほか)
第5章 1996年~2025年 対談 アーカイヴィングと「再歴史化」への欲望(1996年~2006年。音楽産業のピーク;90年代の音楽雑誌 ほか)
付録 音楽雑誌リスト

著者等紹介

栗原裕一郎[クリハラユウイチロウ]
1965年生まれ。評論家。文芸、音楽、経済学などのジャンルで執筆活動を展開。主な著書に『“盗作”の文学史』(第62回日本推理作家協会賞受賞)などがある

大谷能生[オオタニヨシオ]
1972年生まれ。批評家、音楽家(サックス、エレクトロニクス)として先鋭的な活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

61
☆5。ふむ。なかなか読ませる本である。西洋音楽が日本に入ってきて(いや、導入して、というべきか?)以来150年の経緯を、音楽それ自体を分析して説明するのでは無く、「音楽に関する言説」を分析して説明する、というもの。こう言うとややこしい本だと思われそうだが、本文はいたって「娯楽」に徹していてとても読みやすい。時代区分を30年ごとに分けて、それぞれ代表する文献を上げているのも良い(おかげで読みたい本が激増した)。勿論明治以降の音楽の流れに全く興味の無い人にとっては、苦痛極まりない本かもしれないが・・・。↓2021/12/31

ばんだねいっぺい

27
日本の歴史を批評のテクストを使い読み解く趣向。ドレミの導入に政治的マジックが使われたのに膝を打つ。「今まで同じですよ。」というわが社でも使えるテクニック。最後の対談は、ロキノン読者としては、思い出が走馬灯のように浮かんでは消え2024/05/01

Bartleby

12
日本の音楽批評の変遷を、黒船の来航から、ネットで音楽が好きに聴けるようになり批評というものが事実上機能しなくなった今日までを急ぎ足でたどっている。個人的ハイライトは、黒船の祝砲やブラスバンドを初めて耳にした幕府側の人間の記録。いわば音楽批評のはしり。ほんとに注意深く聴いている。音楽批評は西洋音楽vs日本音楽の退屈な構図で語られ続けてきたが、アクセスできる音楽が膨大になり、批評より「プレイリスト」や「アーカイブ」に価値が置かれる今の状況はきっと喜ぶべきことなのだろう。2022/11/07

しゅん

12
こういう本が出てきてよかった。特に明治の批評を今の言葉で伝えたことはとてもありがたい。そもそも、かつてどういう書き手がいて、何を語っていたのかがなかなか出てこない分野だから(文学や政治に比べて)。ペリー来航時の軍楽隊の演奏を「初の洋楽ライブ」と書いているあたり熱い。1945年で歴史の区切りを入れていない、という点もおもしろく、歴史を語る際の工夫として学びがある。最後の5章の語りが悲観的だなと思ってたけど、ご両名はイデオロギーと雑誌の時代が終わって次の時代が来る開放感を明るく語っているつもりだったとのこと。2021/11/28

unterwelt

2
日本の音楽批評の歴史を150年を30年ずつに区切って、30年ごとにブックガイドを記述したもの。で、音楽批評の歴史を語るには西洋音楽が入ってこないといけないため、2章くらいまでは日本の西洋音楽受領史みたいになるのですが、正直なところその辺りが面白かった。しかし当時の事情もあるとはいえ「西洋と日本の音律は同じ」としてしまう伊沢修二も相当である。現代を扱った最終章は現代における批評の難しさについて著者2人が対談形式で語っていて、これも興味深かった。2022/01/19

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