内容説明
月の光は、うす青く、この世界を照らしていました。月のきれいな夜。おばあさんの家にやってきた、2人の訪問者。小川未明の名作が、幅広い世代から支持を得ているイラストレーターによって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ第11弾。全イラスト描き下ろし。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。
著者等紹介
小川未明[オガワミメイ]
明治15年(1882年)新潟県生まれ。「日本のアンデルセン」と呼ばれる。早稲田大学英文科在学中に坪内逍遥やラフカディオ・ハーンの指導を受け、小説や童話を書く。1961年死去
げみ[ゲミ]
平成元年(1989年)兵庫県三田市出身。京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース卒業後、イラストレーターとして作家活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
235
おだやかな、月のいい晩に、おばあさんの家にやってくる、二人の訪問者。優しげで心地好さげで儚げな、げみさんの絵が素敵です。就寝前に読むと、良い夢を見られそうです。ほんとうに、よい月夜でした。それでは、おやすみなさい。2021/02/06
シナモン
150
月が輝く晩に起こった幻想的な物語。うっとりと吸い込まれてしまうような絵が素敵。色使いがとても綺麗な一冊でした。2021/04/09
ナイスネイチャ
112
図書館本。おばあさんの家に二人の訪問者の話。凄く穏やかで幻想的。明治生まれの著者で日本のアンデルセンと呼ばれていたのも納得。2020/02/09
美紀ちゃん
94
あれ?娘さんのケガの応急処置はまだ済んでないよね? 痛いのに、え? 正体がわかってしまったので、行ってしまったの? というか、そこではなく、 めがね屋さんも不思議だし、 夜に飛ぶのは蝶ではなくて 蛾では? えっと、色々と疑問。2021/04/11
アキ
91
童話のようなお話でした。1922年に初出とあります。小川未明は日本のアンデルセンと呼ばれたそうです。おばあさんとめがねと蝶になった少女の幻想的な月夜の物語でした。これはあまり好みではありませんでした。2021/05/08




