内容説明
1975年に刊行された、小説ではなくエッセイ集の方の『微熱少年』をオリジナルに近い形で文庫化。歌謡曲の作詞家としての歩みを始めた時期の貴重な詞論や歌謡曲論から(「歌の詞とはぼくは本質的には恋歌、LOVE SONGだと思っている」…)、プロデューサーとしてかかわった作品のレコーディングの様子を伝えるエッセイ、リズム論、“恋歌”の歌詞20編、ソウル・ミュージックの紹介などを収録。ますむらひろしの絵とのコラボレーション、“春街スケッチ”も鮮烈。
目次
きわめて独善的なおかつ感傷的な詞論
春街スケッチ
浮游塵詞篇―ヒーローとヒロインたちに捧げた恋歌
ラスパルマスのキリスト
奇妙な旅の告白
(新しい指向)がぼくの中でうぶ声をあげている
今ぼくたちをとりまく歌の“平凡”さ
なぜ(風街)なのか
金色のライオン
肉体がリズムにとける
ハイカラハクチ型人間
ぼくはソウルに首ったけ
真夜中列車にハンカチ振って
フィラデルフィアから遠くはなれて
ソウルの歌から
著者等紹介
松本隆[マツモトタカシ]
作詞家。1949年7月16日、東京・青山生まれ。20才のとき、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」を結成し、ドラムスと作詞を担当。同バンド解散後、作詞家となり多数のヒット曲を手がける。81年「ルビーの指環」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。2002年以降シューベルトの「美しき水車小屋の娘」を日本語訳するなどクラシック方面での活動も続ける一方、インディーズレーベル“風待レコード”を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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