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内容説明
お笑い芸人養成学校で行われた特別授業をパッケージ。笑いが起こる仕組みから、ボケ・ツッコミのパターン、漫才台本の作り方・演じ方、売れるためのヒントまで、バラエティ系の現役放送作家&演出家が丁寧に解説。これを読んであなたも漫才師のスタート台に!
目次
第1章 漫才師になるための心得
第2章 漫才作りの準備と基本
第3章 ネタ作りと台本構成
第4章 演技/売れるためには
第5章 ネタ見せ実況中継
特別鼎談 ナイツ×元祖爆笑王―ナイツ流漫才の作り方
著者等紹介
元祖爆笑王[ガンソバクショウオウ]
1964年生まれ。放送作家、演芸作家、演芸プロデューサー。高田文夫事務所所属。これまで数々のテレビ、ラジオのバラエティ番組を担当。番組によっては出演も行う。また、若手の発掘や育成にも力を注ぎ、専門学校や各プロダクションの養成所での講師、ネタ見せの活動、漫才協会主催「漫才新人大賞」などのコンテストの審査員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
37
笑いも、その瞬発力を磨くのも知識である。放送作家による漫才の講義。これだけで成立しないことは確実だけど、まずはここから。以下メモ。興味のないものを見ましょう、全てが漫才の種になる。ツッコミはお客さんとボケの間を繋ぐ役割、お客さんの表情や顔色、雰囲気を一番に感じなければいけない。森三中の独自の世界。ボケの感情が入っているネタを作ってみる、怒りと笑いは似ている。2025/05/24
ま
37
著者のことを知らなかったもんで著者名の地雷臭やばいなと思ったけど大丈夫だった。笑いの基本は「フリ・オチ・フォロー」このフォローで初めて笑いが生まれるということ。漫才に置き換えるとオチがボケ、フォローがツッコミ、フリは何かというとキャラクターとのこと。なるほどキャラクターをどう印象付けるかも重要なのだな。その点、コンビの新たなキャッチフレーズを講師が生徒に提案していたがこれは全くセンスを感じなかった。しかしまあ笑いについて体系的に学ぶ機会なかったから新鮮で楽しかった。2023/05/28
jjm
6
物理的、精神的に健やかに生きるために、医学、社会福祉、宗教等の他に何があるか考えた場合に、「笑う」ということがあると思い、本書を手に取る。緊張と緩和の差が笑いを生むというのは、桂枝雀さん「らくごDE枝雀」にもまったく同じことが書いてあった。結局のところ起承転結の構成は必要であることや、笑いと怒りは似た感情であり、ボケの感情が入っている方が笑いが大きくなるとか。冒頭の自分の興味ない分野を特に知るとか新聞を読むべき、というのはまったくその通りと思った。2020/09/09
わえ
6
漫才の構成について知ることができた。/緊張と緩和は笑いを生む基本。/ネタを探す・考えるとき、「好奇心を旺盛にすること」「アンテナを張ること」「オリジナリティ」が大事。これは、研究をする時の心構えと共通するのだなあと思い思い読む。/話題を考える時は「テキドニセイリシ」を意識。2019/03/23
のり
5
お笑い芸人養成学校で行われた漫才の特別授業。知らない言葉はすぐに検索。浅く広い知識の中に、一つ詳しいものを持つ。トークが弾む魔法の言葉「テキドニセイリシ」テ:天気、キ:気候、ド:道楽(趣味)、ニ:ニュース、セ:性(恋愛、異性)、イ:田舎、リ:旅行、シ:仕事。笑いの基本は「フリ・オチ・フォロー」緊張と緩和の落差があればあるほど笑いになりやすい。ひとつの漫才にいろんな種類のボケを入れた方がいい。ネタは自己紹介のようなもの。バラエティ番組でただ楽しく見ていた漫才ですが、どのように作られているのかわかりました。2016/07/18