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逆転!―強敵や逆境に勝てる秘密

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062185059
  • NDC分類 159
  • Cコード C0098

出版社内容情報

自分より圧倒的に強い相手や逆境に打ち勝つためには何が必要なのか。全米有数の人気コラムニストが分析する、驚きの法則とは?まったく無名の女子高校バスケットボールチームが州大会で優勝したのはなぜか? 
二流大学の優秀な学生が、一流大学のそこその学生よりも
優れているのはなぜか?

弱い立場の者が絶対的強者に勝つ方法とは?
小よく大を制す、その科学的方法論とは?

弱小チームでも、貧しくても、二流大学卒でも、「勝利の方程式」は必ず存在する!

『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある』、『アウトライアーズ』(邦題『天才!』)のグラッドウェルが、3年に及ぶ研究から徹底的に分析する!



ふつうの人間が巨人と戦うにはどうすればいいか――それが本書のテーマだ。「巨人」とは圧倒的に強い敵のこと。軍隊や戦士だけでなく、障害・不運・抑圧といったことも含まれる。この本では一章でひとりの人物を取りあげる。有名人もいれば無名の人もいるし、凡人もいれば才人もいるが、共通するのは手に余る挑戦に直面し、それを乗りきらなくてはならなかったこと。(中略)
巨人の実像は、私たちが思っているようなものではない。彼らはその強大な力ゆえに、致命的な弱点も持っている。(中略)新しい扉が開いてチャンスが訪れ、学びと悟りを得ることができる。ふつうならぜったいありえないことが実現可能になる。だとすれば、巨人に立ち向かうための良質な指南書がぜひともほしい。(本書 プロローグより)

プロローグ ダビデとゴリアテ 羊飼いの少年はなぜ屈強な大男を倒せたか
第1部 不利は有利で、有利は不利
第1章 弱小チームが勝つには     相手と同じ土俵で戦うな
第2章 貧しい家の子が勝つには    裕福な家の子にハングリー精神は宿るか
第3章 二流大学が勝つには     「そこそこの大学の優等生」と「一流大のそこそこの学生」はどちらが有望か
第2部 望ましい苦労  
第4章 識字障害者が勝つには       逆境を逆手にとる戦略
第5章 親に先立たれた子が勝つには  不幸な体験がリモートミスに変わるとき
第6章 マイノリティが勝つには       公民権運動とトリックスターの関係
第3部 力の限界
第7章 精鋭の治安部隊に勝つには   正統なき統治が失敗する理由
第8章 突然の悲劇に勝つには     「アメリカ史上最も壮大な刑法運用実験」の盲点
第9章 自分の運命に勝つには     ナチスに抵抗をつづけたある牧師の生涯


マルコム・グラッドウェル[マルコム グラッドウェル]
著・文・その他

藤井 留美[フジイ ルミ]
翻訳

内容説明

弱小チームでも、貧しくても、二流大卒でも、「勝利の方程式」は必ず存在する。アメリカが誇る人気コラムニストの新作テーマは「弱者の兵法」。

目次

第1部 不利は有利で、有利は不利(弱小チームが勝つには―相手と同じ戦略で戦う必要はない;貧しい家の子が勝つには―裕福な家庭の子にハングリー精神は宿るか;二流大学が勝つには―「そこそこの大学の優等生」と「一流大のそこそこの学生」はどちらが有望か)
第2部 望ましい困難(識字障害者が勝つには―逆境を逆手にとる戦略;親に先立たれた子が勝つには―不幸な体験がリモートミスに変わるとき;マイノリティの人種・民族が勝つには―公民権運動とトリックスターの関係)
第3部 力の限界(精鋭の治安部隊に勝つには―正統性なき統治が失敗する理由;突然の悲劇に勝つには―「アメリカ史上最も壮大な刑法運用実験」の盲点;自分の運命に勝つには―ナチスに抵抗をつづけたある牧師の生涯)

著者等紹介

グラッドウェル,マルコム[グラッドウェル,マルコム] [Gladwell,Malcolm]
1963年イギリス生まれ。雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。世界でもっとも人気のあるコラムニストの一人で著作は世界的ベストセラーになっている

藤井留美[フジイルミ]
翻訳家。上智大学外国語学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

43
他人にどう思われても痛くもかゆくもない。実力ゼロの素人には誰にも思いつかなかったことを試す自由があった。なぜだろうか?相対的剥奪感は様々な刷り込みによって人間の心理に影響を与えている。角度を変えて見てみると世界は逆転現象に満ちている。社会科学の知見と読み応えのあるストーリーを組み合わせた独特の世界観で引き込む著者のコラムは必ずベストセラーになるというグラッドウィルのコラムは相変わらず読み進めていくうちに様々な思考回路をくすぐられる。2015/04/13

はるき

34
物語や実話を例に、逆転劇へ進むヒントを考察する。 読み物として凄く面白いし、参考になります。2017/05/16

壱萬弐仟縁

24
13年初出。裕福な家庭での子育ては、世間が思っている以上に難しい。富も人をだめにする。野心、誇りを失う。自分は価値ある人間という感覚も失う。貧乏でも金持ちでも、極端はだめ。真ん中がいちばんうまくいく(51頁)。グラハム『Happiness Around the World』からの事例:チリの貧者とホンジュラスの貧者の幸せ比較(81頁右注1)。 チリは後者の所得の2倍。幸福度は後者。なぜ? 同国人にしか目を向けていないため。幸福度を左右するのは 国民の平均所得ではなく、平均との差。意外にも納得できる説明。 2015/03/30

ひろ☆

20
グラッドウェル節。読み物として面白い。見方を変える。2015/03/03

たまきら

15
「天才!」が面白かったので。面白かったです。有名な7万5千ドルの法則→日本の税制を見てもこれは一緒じゃないかな。先輩が収入1千万超えると税務署の監視がきつくなるって言ってたなあ。家庭教師をしている私には教育現場の人数の話も興味深かったです。これ、娘の学校を選ぶときにぜひ参考にしよう。ロンドン空襲の話は興味深かったが、ぜひ東京大空襲などの体験談も採用し比較してほしい。そう、データが広いようで浅いかもなあ。親を亡くした子どもの成功率と犯罪率の比較もそうだけど、結局はその人個人の力なんだよなあ。2016/01/12

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