内容説明
キング・クリムゾン、イエス、ピンク・フロイドといった有名バンドの必携盤から、ジャズ・ロックの傑作、イタリアやドイツなど各国のグループの作品まで、真にプログレッシヴな銘品の数々をビックアップ。
目次
1 1967‐1971 プログレッシヴ・ロック創世記(ヴァニラ・ファッジ『キープ・ミー・ハンギング・オン』;ファミリー『ミュージック・イン・ア・ドールズ・ハウス』;プリティ・シングス『S.F.ソロウ』 ほか)
2 1972‐1975 数多くの名盤が生まれた4年間(バンコ『ファースト』;カーヴド・エア『ファンタスマゴリア~ある幻想的な風景~』;フォーカス『フォーカス3』 ほか)
3 1976‐ 拡散からニュー・ウェイヴの時代へ(801『ライヴ』;クラトゥ『クラトゥ』;マンフレッド・マンズ・アース・バンド『ロアリング・サイレンス』 ほか)
著者等紹介
立川芳雄[タチカワヨシオ]
1959年生まれ。音楽批評家。80年代半ばから音楽ライターを始め、現在は『サウンド&レコーディング・マガジン』『レコード・コレクターズ』などに寄稿。リイシューCDのライナー・ノーツなども数多く書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1959のコールマン
57
☆5。これぞ正統派のプログレ紹介本・・・と思いきや、やはり変化球あり。コラム扱いだがマイルス・デイヴィスやトニー・ウィリアムス、チックコリア、YMO、デヴィット・シルヴィアン、XTC、スパークス、10cc、ブリジット・フォンティーヌが出てくる。(・・・でなぜがトッド・ラングレンやロキシー・ミュージックが出てこない。忘れてたのかな?)。ただ、「プログレのパースペクティヴ」ほど滅茶苦茶ではなく、大体の人が納得出来る100選になっている。ので、初めてのプログレ本としては合格だろう。↓2021/06/30
kyomu_bot
2
プログレは有名なアルバムや曲しか聴いたことないので、入門書として読んでみた。ディス・ヒート、XTC、YMOなどニューウェーブ~ポストパンク~テクノあたりまでの関連まで語られてて、頭のなかでつながりができてとても参考になった。2023/03/06
柚紀
1
On The Shoreのアートワークは世界一美しいと思います。2011/06/05
恋
0
音楽の師匠に借りて読みました。彼は世の音楽の2%を聴いているという強力なリスナー。Youtubeの時代にこういった古典的音楽を紹介している参考書は、一気に音楽の感性を育ててくれます。King Crimsonに始まり、Pink Floyd、Genesis、それぞれ代表的な名盤ばかりで、私の洋楽に関する感性はとても広がりました。ぜひ友人と感想を共有しながら、聴くのをオススメします。プログレは葛藤を宿した実験音楽的な色彩が強いものなどと認識していますが、技巧派の演奏、楽曲のストーリー性なども面白いポイントです。