カート・コバーン―神話の崩壊

カート・コバーン―神話の崩壊

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845602261
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C3073

出版社内容情報

彼は時代の象徴だったのか?!
波乱に満ちたロック・スターの悲劇を通し90年代初頭のグランジ文化の精神的背景を真摯に追求

本書は、かの波乱に満ちたロック・スターの悲劇、グランジ革命を起こし、
同世代の若者の意識に火をつけた男のショッキングな生涯へ躊躇することなく踏み込んだバイオグラフィである。
他人とは違う存在になりたいという欲求に強くとりつかれ、傍若無人にふるまっていたカート・コバーンは、
炸裂するようなパンク精神でミュージシャンとしての将来性をまざまざと見せつけ、
アルバム『ネヴァーマインド』で世界的大成功を収めた。
しかしカートは、自ら陥っていったヘロインの魔の手から、とうとう逃れることができなかった。
1994年4月、果てしなく続く鬱病、神経衰弱との闘いに、彼はショットガンで決着をつけた。
カートの子供時代から1994年4月5日に自殺するまでの彼の行動、
ニルヴァーナの中心人物としての音楽活動を通じ、特に彼の精神的内面に迫り、
どのようにしてそのユニークな音楽性が生まれたか、なぜドラッグに溺れ、死に急いだかを推理する。
また、単にスキャンダラスなヒストリーではなく、
90年代初頭のグランジ文化を生み出した精神的背景を真摯に追求した書。
一ミュージシャンの伝記にとどまらない、文化論的一冊。
彼の生い立ちから現在までの軌跡を、関係者の証言をもとに綴った、真実のストーリーがここにある。

内容説明

ニルヴァーナの中心人物であり、シアトル・シーンの牽引者、グランジの教祖と言われたカート・コバーン。しかし、類稀れな才能と美しいルックスを持ったこの男は、理解されることを求め、同時に理解されることに憤るという複雑な人格の持ち主だった。新たな証言をもとに、今まで語られることのなかった彼の暗黒面をジャーナリスティックな視点から探っていく本書は、“神話”を否定し、“人間”カート・コバーンに迫る衝撃の一冊。

目次

カート・コバーン
刺激のない『ツイン・ピークス』
緊張と解放
ビートルズよりビッグに
闇の中へ
ネヴァーマインド
荒廃
サムシング・イン・ザ・ウェイ
ありがとう。俺はロック・スターです
解説/年表

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