内容説明
本書の旧版(1979年)では、維新の下総地方の動向を示しながら、新撰組の流山駐屯について探ってきた。下総各藩の動き、天領の支配や田中藩飛地領についても明らかにした。また、新撰組そのもの、ことに慶応四年三月の甲州柏尾戦争で敗れた後、流山に至る三週間も明らかにしようとした。本書では、二十五年前の成果に拠りながら、その後に発見された地元の資料三点を紹介し、さらに明らかになった内容を加えている。
目次
1 新撰組その思想と行動
2 幕末の下総
3 甲陽鎮撫隊五兵衛新田屯集
4 新撰組流山へ
5 新発見資料による新撰組流山始末
付録 その後の近藤勇
参考資料
著者等紹介
山形紘[ヤマガタヒロシ]
1944年生まれ。埼玉大学教育学部卒業。現在、豊島区立仰高小学校長、豊島区立竹岡健康学園長
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