内容説明
本書では、里見一族・家臣及び大久保・松平・酒井氏ら縁戚の動向を詳細に分析することによって、できるだけ具体的にその改易・断絶に至る経緯を明らかにしていく。
目次
第1章 関ヶ原合戦と里見氏(豊臣政権下の里見義康;会津征伐と里見氏の加封;忠義相続と大久保氏との縁組 ほか)
第2章 里見家改易の顛末とその真相(大久保忠隣の失脚と里見氏;大坂冬の陣直前の里見氏移封;安房里見氏改易の事由 ほか)
著者等紹介
千野原靖方[センノハラヤスカタ]
1946年栃木県に生まれる。本籍地・千葉県市川市。明治大学卒。歴史研究家。専門は中世東国史。房総中世史研究史研究所主宰(研究雑誌『中世房総』発行)。主な著書に、『房総里見水軍の研究』『戦国大名里見氏』『千葉氏 鎌倉・南北朝編』『中世房総の船』『国府台合戦を点検する』『新編房総戦国史』(以上崙書房)、『千葉氏 室町・戦国編』(たけしま出版)、共著『中世房総の権力と社会』(高科書店)、同『中世東国の地域権力と社会』(岩田書院)などがある
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感想・レビュー
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BIN
5
安房の里見家が大阪冬の陣の前に改易になった経緯について述べられてます。関ケ原前の里見家から書かれており、表向きの理由は大久保長安事件による大久保忠隣に連座して改易になってます。個人的には関東に外様大名がいるのが目障りなので理由つけて改易したんじゃなかろうかとは思います。冬の陣前に大阪型に里見美作がいたことも原因というのもいい理由になったんだろうなあ。2022/07/20
k_samukawa
0
なるほど、『土屋知貞私記』に出てくる里見美作が、里見家改易の原因になったのか。これは非常に納得できる説だなぁ。2012/04/10
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