内容説明
小説・古典・映画がより面白くなる。平安美女・嫉妬の後宮・ヨバウ(結婚)・夜離れ(離婚)・女流作家・貴族・怨霊・東国政権など完全網羅。
目次
第1章 「年中行事」ものしり40の史料
第2章 「後宮の女性」ものしり22の史料
第3章 「皇族・貴族」ものしり41の史料
第4章 「人物」ものしり67の史料
第5章 「冠婚葬祭」ものしり22の史料
第6章 「風俗文化」ものしり39の史料
第7章 「宗教」ものしり25の史料
第8章 「文学」ものしり46の史料
第9章 「荘園」ものしり14の史料
著者等紹介
山中裕[ヤマナカユタカ]
1921年生まれ。1943年東京帝国大学文学部国史学科卒業。東京大学史料編纂所教授、関東学院大学文学部教授、田園調布学園大学教授、のち名誉教授を歴任。文学博士。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
31
皇族、貴族などが生み出す美があまりに光り輝くために闇に隠れることとなった市井の人々。穀物を作りながらも自らの食に事欠くその人々がいなければ『源氏物語』も『伊勢物語』も存在しないのです。その思いに軽いデジャヴを感じました。古代ギリシアです。かの文明も奴隷に土台を持たせた文化人、知識人、芸術家が大文明を創り出したのです。近現代に不備はあってもおおむね平等です。そこから千年の美が生まれるのでしょうか?生み出せると信じます。隷属された人々の上に成り立つ美よりも、平等の中から生まれた美こそ尊びたいと思うのです。2017/12/31
宇宙猫
16
飛ばし読み。平安時代が好きな人は知ってる内容が大半じゃないかな。2019/02/28
餅くま
4
今平安文学ブームが私の中で来ているので、参考になればと手に取りました。高校生の頃、源氏物語を途中まで読みましたが、行事など文化、習慣が分からないところがありました。それらを学ぶことが出来ました。今源氏物語を読むと、面白いかも。2022/11/25
maekoo
1
平安文学の専門家山中教授による力作で平安時代を知る上で大変参考になる本です 史料として年中行事・後宮の女性・皇族貴族・人物・冠婚葬祭・風俗文化・宗教・文学・荘園等9の項目に分かれ的確にしかも簡約に全編316の項目で解説されています 平安遷都から藤原氏全盛の頃までの内容ですが簡潔でいながら大変内容が深く勉強になります 更に面白い平安末期については残念ながら割愛されています(内容が大きくもう一冊出来てしまいますね) 又各項目の章末コラムが秀逸で平安時代がどういう時代だったのか鮮明に浮かび上がってくる良書です2020/12/23
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