内容説明
この本は、時代小説や時代劇を見るのに、知っていればより多く面白く、より多く得るところがあるよう意図して書いたハンドブックである。事柄のエッセンスのみ、わかりやすく記述して時代劇の疑問に即答しようというわけである。
目次
「将軍・大奥」ものしり24の考証
「大名」ものしり41の考証
「旗本・武士」ものしり54の考証
「町人・火消等」ものしり58の考証
「町奉行・刑罪」ものしり64の考証
「遊女・男色」ものしり42の考証
「敵討」ものしり15の考証
「忍者」ものしり18の考証
「切腹」ものしり14の考証
「遊侠の徒」ものしり7の考証
「剣客」のものしり17の考証
「お家騒動」ものしり6の考証
「娯楽」ものしり27の考証
「風俗」ものしり50の考証
「衣服・食物」ものしり38の考証
著者等紹介
稲垣史生[イナガキシセイ]
時代考証家。明治45年富山県生まれ。早稲田大学卒業後、東京新聞勤務。のち時代考証家として大河ドラマ『春の坂道』『赤ひげ』『勝海舟』『風と雲と虹と』などを担当。昭和50年、第一回放送文化基金賞を受賞。平成8年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
4fdo4
8
江戸時代に関する言葉を端的に説明。どこからでも読み始められるし、時代小説の副読本として使うのも良いかも。細かい違いが判らなかった言葉なども端的に説明してくれるのでありがたい2022/12/30
タツ フカガワ
1
ボンクラは博打が語源。「成駒屋」「播磨屋」など歌舞伎役者に屋号があるのはなぜ。そして切腹の由来と作法など、江戸の世に一歩近づいた気分になりました。また時代考証家でもある著者の辛口コラム「テレビ考証の虚実」が秀逸。時代劇の見方が変わるかも。2016/10/21
Kuliyama
0
稲垣さんの本を久しぶりに拝読しました。面白かったです。2016/09/13
-
- 和書
- 流転の海読本 新潮文庫
-
- 和書
- スコットランド王国史話