目次
第1章 水は岩をも砕く
第2章 フルスイングへの挑戦
第3章 広島の黄金時代はこうして作られた
第4章 スランプを乗り越える
第5章 世界記録への苦しい道のり
第6章 グラウンドを離れて
第7章 衣笠流「人生に喜びを見つける方法」
著者等紹介
衣笠祥雄[キヌガササチオ]
昭和22年1月18日生まれ。京都・平安高の時、捕手として甲子園に出場。昭和40年広島に入団し、内野手に転向。43年レギュラーとなる。45年10月19日対巨人戦以来、17年間で2215試合連続出場の世界記録(平成8年6月リプケンに破られる)を達成、昭和62年国民栄誉賞を受賞した。「鉄人」といわれるが、実際はけがが多く、不屈の精神力と忍耐で不滅の大記録を更新した。この間、山本浩二とともに広島の中心選手として計5回のチーム優勝に大きく貢献し、59年には打率.329で初の3割、102打点で初の打点王を獲得、セリーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
24
衣笠さんの人柄に触れることができます。前向き、プライド、信念、目的意識等参考になることが多かったです。お会いした時も丁寧で真摯な方だなあと感じたことを思い出しました。2025/02/15
マッちゃま
12
改めてキヌさんが率いるカープも見たかったなぁって思います。カープ初優勝を含めて黄金期を築いたキヌさんとコージさん。鉄人の異名を持ち連続試合出場の世界記録を樹立。若い頃はヤンチャもしてクビになるかもしれない時もあったなんて、晩年のイメージからは想像もつかないんだけど知ることで人間味のある姿も浮かんできました。タイトルから伝わる様に、豪快なフルスイングの裏に隠されたコツコツと努力を重ね壁を壊して突き抜けていったワケなのです。少し前の感覚だとは思うけど、いや〜ホント1回くらいは衣笠監督のカープ見たかったですよ。2022/09/27
みこ
5
かつて世界で最も長く野球の試合に出続けた選手の原点は「一日でも長くナイターの下で野球がしたい」という気持ちだった。好きだけど下手だったから一生懸命練習し、出来なかったことができる事に喜びを感じ、仲間と共に勝利を得ることに感動を覚える。彼のような実績を残せる人はほんの一握りだろうけど、彼と同じ気持ちで一つの事に立ち向かう事は誰にでもできる。 さらに、山本浩二氏との絆を感じさせる引退試合のホームラン秘話は感動物である。 最後に6年前に刊行された本書を平積みに並べてくれた書店員さんに感謝の気持ちを表したい。2018/05/22
みなが四十郎
2
スランプの入り口は3つある。「心に迷いがある」「技術の狂い」「肉体的な故障」だそうだ。スランプから抜け出すには「基本にもとること」だそうだ。衣笠さんの基本は「尻もちをつくぐらいの勢いでバットをフルスイングする。」である。 衣笠さんは「野球をやりたい。ナイターの下で、一日でも長く野球をやりたい。」と思い努力された。自分なりの目標を持ち日々努力することを教えられた。2013/05/06
v&b
1
あとでメモ2019/01/09