井深大・盛田昭夫 日本人への遺産―「井深・盛田最後の対談」から、我々はなにを学ぶべきか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845406432
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0270

内容説明

ソニーの奇跡は、ふたりの“夢”と“冒険”から始まった―未来だけを見つづけていたふたりが、過去を語り合った、最初で最後の一日。

目次

再会―ソニー創業への道
絆―すべてが対照的だったふたり
井深家と盛田家―“新しいもの好き”が二人のルーツ
縁ということ―人生は、よい先輩に恵まれることによって豊かになる
開発、発展、応用―“走るネオン”が、ソニーの原点
ひらめき+実感―不可能を可能にするもの
経営と技術―財布の袋は、自分であける
堅実とチャレンジの共存―ソニーはなぜバブル崩壊の影響を受けなかったか
遊びは遊び、仕事は仕事―楽しくなければ運動じゃない
幼児教育―初めての言葉“ウラウラ”〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

21
●福沢諭吉先生が間違えた傑作な話(50頁~)。『時事小言』という福沢先生の本に命祺(盛田氏の祖父)さんが諭吉さんに新酒のつくり方を教えて酒を改良したというエピソードがあるという(52頁)。【日本で初めてのカタカナ名の社名】(105頁~)。ラテン語のsonus(音)はsoundの元か。音の商売だから使えるか、と相成った(106頁)。語源が文化産業の原点ということか。sonnyが当時流行っており、損では商売には禁物であるため、Sonyに決めたらしい。そしてSONYになった(107頁)。2015/12/08

solaris

4
作りたいと思うものを作る。そうでないと情熱が沸き上がらない。マーケティングがこれだけ盛んな現代で、これをどれだけ真剣に聞けるか。超良品質、プロダクトアウトの発想で日本は世界に遅れを取ったと。ただ、井深の想いは戦後荒廃した日本を技術の力で豊かにしたいという強い想いがあった。今の日本の経営者が情熱を傾けるための大義名分は何になるのか。私なら、他人を思いやる共同体感覚を持ち、ある意味真面目な日本人らしさを失いたくないし、伝えたい。やると決まれば早し何より連帯感が強いと思う。盛田昭夫のメイドインジャパンが楽しみ。2021/08/01

ササビ

2
ソニー創始者、井深大氏と盛田昭夫氏の対談。それを軸に本人達や関係者が書かれた書籍の引用を基にこの二人の人生を振り返る本。こういう本を読むと、当たり前のことなのだけど、「偉人」や「天才」といった自分とは遠い物語と捉えがちな『歴史』というものは、そうではない私達とおんなじ、血の通った「人間」が一生懸命紡いだものなのだと改めて思い知る。戦後、なにもない時代に考えて考えて、創り出していった井深氏や盛田氏。飽食の時代ながらこの不景気に「考えなければならない」私達は、その姿勢からなにかを学ぶべきなのかもしれない。2012/11/17

nakagawa

1
ソニー創業の伝説の経営者である盛田昭夫と井深大の最後の対話集。笑えるところもあり簡潔な文章で書かれていたけど内容は凄く深かった。今は彼らのような日本人はいないだろうなあ‥2017/04/22

Kitamuu

1
対談ベースにまとめられた一冊。そのため同じエピソードが続いてる構成になっていた。13歳も年の離れた二人が公私共に強く繋がっていたからこそ、数々の偉業を成し遂げたのだと思う。2016/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1277653
  • ご注意事項

最近チェックした商品