内容説明
鎖国の下で平和を謳歌する日本、戦乱のやまぬヨーロッパ。ドイツの医師・博物学者・探検家ケンペルの比較文化の眼は、300年の時を超えて今も語り続ける。
目次
1 ケンペルと日本(エンゲルベルト・ケンペル;ケンペルとヨーロッパの日本観;ケンペルの先駆者クライアーとマイスター)
2 ケンペルとその時代(元禄時代の経済と社会;ケンペルのみた元禄の社会と文化―『日本誌』をよむ;ケンペルが聞いた元禄の音―『日本誌』のサウンドスケープ;信仰告白時代・魔女狩・早期啓蒙―ヨーロッパ啓蒙主義史におけるケンペルの位置によせて;17世紀後半の日本とオランダ)
3 比較文化史から(ケンペルと比較文化の眼;ケンペル、ツーンベルク、シーボルト―出島に来航した三学者の比較)
4 座談 急浮上した世界のケンペル研究
5 ケンペルの日本資料をめぐって(『日本誌』と英国に伝わるケンペル遺産;民族学の立場からみたケンペルの日本コレクション;『諸国名所図会』とケンペル;ケンペルと阿蘭陀通詞今村源右衛門)
-
- 電子書籍
- ポーの一族(3) フラワーコミックス