内容説明
遺物が語る『魏志倭人伝』の世界。稲作開始による社会変動の時代、青銅祭器・ト骨・様々な墓制から農耕民の宗教観を探る。
目次
弥生人のまつり(弥生時代はどんな時代か;考古学からみた『魏志倭人伝』記載のまつり;青銅器―まつりの道具;まつりの変革)
銅鐸のまつり(銅鐸のはじまりと製作年代;銅鐸絵画の意味するもの;武器形祭器と銅鐸)
呪術の世界―骨卜のまつり(骨卜風習の研究史;弥生時代の卜骨;卜骨の系統と伝承;弥生時代の骨卜に関する諸問題)
弥生人の墓と社会(弥生時代のムラと墓;弥生墓の展開;弥生墓と古墳)
墓と青銅器―北部九州弥生社会の展開(墓とまつり;多様な墓制;墳丘をもつ甕棺墓の発見;厚葬墓の出現と展開;倭人伝の国々と王墓;倭国大乱と北部九州;古墳出現前後の北部九州)
北陸の弥生時代社会の変革(土器からみた北陸弥生文化の展開;方形周溝墓から台状墓へ;北陸の高地性集落)
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