内容説明
日本各地に存在する線刻文様が彫られてある石を丹念に検証し、縄文時代後期、日本列島各地ですでに文字が使われていたことを立証。縄文時代の線刻石の謎を解く。
目次
第1章 石と土器に刻まれた七枝樹文様(下関市彦島ペトログラフ;縄文時代の蛇の線列画)
第2章 世界最古の七枝樹文様(牡牛神ハルと蛇女神キ;天皇和風諡号中のハル・キ)
第3章 七枝樹二神の東遷(漢字以前の謎の文字;七枝樹の国ディルムン;インダス河の七枝樹;西蔵ラマ寺院の七枝樹;モンゴル高原のオボ祭;高句麗壁画の七枝樹;韓の金銅製冠帽子の七枝樹)
第4章 中国の七枝樹二神思想(古代中国の彩色土器;西方との親縁関係否定説;メソポタミア文様との比較;“生命の木”東遷説;兄と妹と七枝樹)
第5章 日本の線刻文字(漢字以前の日本線刻文字;伏犠と女〓;石に彫られた女神画像)
第6章 日本語化された線刻女神画像(線刻画像と日本語との関係;インド系の神が宿る樹;イル・ガ・ガ(祈る)の日本定着
祈るの万葉語・許比奈牟
腕をハル神の方へ近づける)



