出版社内容情報
東京・大阪といった大都市だけでなく労働事件は地方でも数多く起きている。本書は熊本で起きた労働問題を中心に取り上げながら、労働法をより身近なものとして理解してもらうための入門書。熊本の地元紙「熊本日日新聞」や日経新聞・朝日新聞・毎日新聞等の地方版の紙面を活用しながら解説していく。
【目次】
第1講 熊本市電の人員不足から見えてくる労働法上の問題点/第2講 市電の運転手が損害賠償で訴えられる?/第3講 内部ルール、法はどこまで個人を守る?/第4講 求人詐欺にはご用心/第5講 通勤にまつわる労働問題―まわりのトラブル! 見て見ぬふりができますか?/第6講 亡くしてしまった会社と、亡くされた家族と―ディーセントワークという考え方/第7講 労働者派遣と業務委託とスキマバイトと/第8講 稼ぎたいから長く働くvs.割増が発生しない魔法の計算式/第9講 卒論提出とアルバイトのシフトカットと……/第10講 名は体を隠す―外国人に頼る労働力と、監理しようとする事情と/第11講 非正規の雇止めと無期転換/第12講 スラップ訴訟にご用心/第13講 職場のトラブルをどのように解決しますか?