出版社内容情報
◆推薦のことば
生徒会活動は近年求められる主権者教育・シティズンシップ教育をさらに進め、意見表明権を保障した子ども・若者参画社会を実現するために中心的役割を担います。本書は、こうした観点から生徒会の歴史や現状、全国の優れた実践、海外の取り組みなどをまとめたもので、これからの生徒会を考えるうえでの必読書です。現場で生徒会活動に取り組む中高生や生徒会顧問を務める先生方のほか、生徒会活動・シティズンシップ教育などに関心のあるすべての人におすすめします。
小玉重夫 (東京大学名誉教授・白梅学園大学学長)
ブラック校則の見直しなど中学・高校の生徒会活動への注目度が高まっています。しかし、そもそも生徒会とはどんな組織で何ができるのか、どう運営すればよいのかといった基本的な知識はあまり知られていません。国内外の先進事例や活動のノウハウを紹介しながら「新しい生徒会」をつくり、そして社会を変えていくための1冊。
目次
第1部 生徒会って何だ?(生徒会ってそもそも何?;生徒会実態調査からみる生徒会のいま)
第2部 日本全国の優良事例から学ぶ「生徒会」を変えるヒント(学校における「生徒会」の優良事例;地域における「生徒会」の連盟や「生徒会団体」の優良事例;優良事例から学ぶべきポイントと、それだけではな解消できない課題)
第3部 世界における「生徒会」の先進事例(ヨーロッパにおいて学校経営に生徒が参画する「学校会議」の仕組み;生徒会の全国組織や地域組織、生徒会を支援する仕組み;生徒会の背景にある「学校民主主義」という考え方;もう1つの生徒会「若者協議会」によるまちづくりへの参画の取り組み)
第4部 生徒会を取り巻く時代の変化(生徒会の源流 戦前アメリカの取り組み;日本における生徒会の戦後史;若者を主役にする「18歳選挙権」と「子ども基本法」;日本における主権者教育の現状と到達点;高校生と政治参加)
第5部 これからの時代に求められる「新しい生徒会」とは(“学校などへの提案”学校民主主義を前提とした生徒を参画させる生徒会へ;“国や地方自治体などへの提案”若者参画としての生徒会発展のための地域生徒会や全国組織の構築)
感想・レビュー
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