出版社内容情報
1990年代になって第二次世界大戦直後の労働基準法や労働組合法の制定時の資料が発見され、その調査と分析が行なわれてきた。この研究により、これら法の立法趣旨が明らかにされ、解釈論にも貴重な基礎が提供されることになった。こうした研究史の動向のなかで、本書は労働政策に関する立法を対象とした「労働政策立法学」という新たな研究領域の確立をめざす。
内容説明
新たな労働法学方法論を提示する!「労働政策立法の時代」、適切な手法でその研究は行われるべきである。
目次
第1部 労働政策立法学の基礎(労働政策立法学の構想;労働条件立法の体系;労働法の規範構造(その1)―強行法規とその逸脱 ほか)
第2部 労働政策立法の検証(有期雇用の法政策;非正規雇用の均衡・均等処遇の法政策―パートタイム労働を中心に;人事異動の法政策―転勤(勤務地の変更を伴う配転)を中心に ほか)
第3部 総括(男女雇用平等と立法政策)
著者等紹介
和田肇[ワダハジメ]
1954年生まれ。1982年名古屋大学法学部助教授、1991年・同教授、2019年・同退職、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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