出版社内容情報
富士山の山頂、日本で最も高い場所にある「富士山測候所」を知っていますか。富士山での気象観測は100年以上前から始まりましたが、人工衛星など最新技術の発達でその役割を終え、測候所は解体される予定でした。そのとき科学者たちが「ここでしかできない研究」を続けるため、富士山測候所の存続に立ち上がります。第1部では富士山頂という過酷な環境で困難を乗り越え気象観測をおこなってきた人びとの物語を、第2部では最前線で活躍する科学者たちが富士山山頂で行うさまざまな研究を紹介します。
目次
1 富士山測候所の歩みと、測候所に関わってきた人たち(富士山のてっぺんで気象観測が始まった;富士山を台風から日本を守る「砦」にする;富士山測候所職員の大切だけど、大変な仕事と生活;富士山観測所を守れ!立ち上がった科学者たち)
2 富士山測候所は日本一高いところにある研究所(人間のおこないが地球にどんな影響を与えているかを知るために、富士山頂で二酸化炭素を計測(野村渉平先生)
国境をこえて飛んでくるオゾンを富士山頂でキャッチ(加藤俊吾先生)
富士山の空でマイクロプラスチックを発見!(大河内博先生)
微生物が雲をつくっている!?富士山頂で氷晶核を測る(村田浩太郎先生)
「富士山に登ると人の体はどうなる!?」を科学する(山本正嘉先生)
富士山測候所は世界で最先端の雷研究ができる場所(安本勝先生))
著者等紹介
長谷川敦[ハセガワアツシ]
1967年広島県生まれ。大学生のときに出版関係の会社でアルバイトを開始し、そのまま就職。26歳のときに「世の中で起きているいろんな問題の原因や解決策を、自分で調べ、考え、書く仕事がしたい」と思い、会社をやめてフリーライター(一つの会社に属さずに、いろいろな会社と契約を結んで、個人で書く仕事をやっている人のこと)になる。今は、歴史やビジネス、教育などの分野の仕事が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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