出版社内容情報
投資ファンドや他の企業(外資系も含む)などによる買収に伴う経営権の変更、複数企業の統合、企業分割や事業譲渡など、企業再編が引き起こした様々な労使関係上の課題に、企業別労働組合がどう対応したのかを、12の事例の聞き取りをもとに具体的に明らかにし、その実践的、理論的含意を探る。
内容説明
増加する企業再編!合併、買収、事業譲渡、資本参加が引き起こす課題に労働組合はどう立ち向かったのか?企業再編を経験した12の事例研究から学ぶ。
目次
序 企業再編と労働組合(目的と先行研究;企業再編の現状;事例調査)
一二の事例―経営破綻、買収から組織統合まで(破綻、更生そして外資による再建―協栄生命からジブラルタ生命へ;労使二人三脚の本業回帰;リストラ、賃下げ、そしてTOB ほか)
何を学ぶか(一二の事例のポイント;学べること)
著者等紹介
中村圭介[ナカムラケイスケ]
1952年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。雇用職業総合研究所研究員、武蔵大学経済学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、法政大学大学院連帯社会インスティテュート教授を経て、東京大学名誉教授、教育文化協会Rengoアカデミー・マスターコース教務委員長。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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