チャイルド・デス・レビュー―子どもの命を守る「死亡検証」実現に挑む

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チャイルド・デス・レビュー―子どもの命を守る「死亡検証」実現に挑む

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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845117918
  • NDC分類 498.94
  • Cコード C0036

出版社内容情報

チャイルド・デス・レビュー(CDR)とは、「予防のための子どもの死因検証」のこと。日本では「不慮の死」が子どもの死因の上位を占めているにもかかわらず、死因究明は不十分なままとなっている。しかし、2023年春に新設される「こども家庭庁」がCDR実現に取り組むことが決まり、ようやく重い扉が開こうとしている。本書は長年CDRの導入を訴えてきた遺族、医師、研究者らを取材し、「悲劇を繰り返さないための闘い」を紹介。CDRとは何か、どうすれば実現できるのか。小さないのちを守りたいと願うすべての人に届けるノンフィクション。 

内容説明

保育園、学校、河川、通学路…。あいつぐ子どもの「不慮の死」を防ぐために。

目次

第1章 子どもの死の真実が知りたい
第2章 CDRで命は救えるか
第3章 先駆者に聞くCDRの課題
第4章 悲劇を繰り返さないための闘い
第5章 「こども家庭庁」でCDRは実現するか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

104
日本における死因究明の不備については以前から指摘されてきたが、特に子供を突然失った親には長く続く悪夢の始まりだ。事故や病気、過失や自死といった理由がついても、それが正しいのか検証するすべがないのだから。正しい死因の特定が類似事例の発生を防ぎ、悲劇を繰り返さないことにつながる。しかし英米で行われている「予防のための死亡検証」を導入しようと活動する人びとを追う本書では、警察や大学の非協力、行政の不作為や無責任体質など理想を実現できない日本の構造的欠陥が暴かれる。生命最優先の一点で全てが協力できる日は来るのか。2023/02/15

おおかみ

9
子を失ったどの親たちも、癒えない悲しみを抱きながら、それでも風化を恐れ、悲劇が繰り返されないことを願っている。そのために検証を行おうという医療者たちの思いにも胸を揺さぶられる。そこに立ちはだかるのが情報の壁。捜査機密や個人情報といった、もっともらしい理由が検証を阻むが、それは果たして人命よりも優先されるものなのだろうか。海外との比較などを通じ、道程の険しさにため息が出るが、それでもいくつかの府県はモデル事業に取り組んでおり、導入の兆しはある。国が重い腰を上げるまでに、どれだけの犠牲が必要なのだろう。2023/06/09

ゆうき

8
不慮の事故で子供さんを亡くしたご家族の心境を思うと、とても心が痛みました。日本ではまだまだ浸透していないCDR(チャイルド・デス・レビュー)死因を究明し同じ悲劇を繰り返さない為にも、子供達の輝く命を守る為にも大切な活動だと知りました。2023/02/26

せい

5
CDRを日本で制度化しようとしても①警察が刑訴法を盾に情報を出さないので検証が難しい②個人情報保護のハードルが高いことがネックとなる。そもそもベースとして子どもに限らず遺体の解剖による死因特定には質量共に不十分であるところに①②が立ちはだかると事実上何もできないという悲しい現実。子ども家庭庁で縦割りを解消することでどこまで解決できるのか?個別ケースでは遺族が血の滲む思いをして自ら行動して再発防止への道を切り拓いてきた事例が紹介され、早く個人の努力に依存せずCDRが成り立つようにしてほしいと思った。2022/12/18

chuji

4
久喜市立中央図書館の本。2022年11月初版。初出「ウェブメディア『Slow News』」「東洋経済オンライン」。適宜改稿。『CDR(Child Death Review:予防のための子供の死亡検証制度)は、子供が死亡した時に複数の機関や専門家(医療機関、警察、消防、その他の行政関係者等)が、子供の既往歴や家族背景、死に至る直接の経緯等に関する様々な情報を基に、検証を行うことにより、効果的な予防策を導き出し、予防可能な子供の死を減らすことを目的とするもの。』日本で根付く事が出来るか?難しそうだがやって!2023/02/06

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