内容説明
『フランケンシュタイン』+『そして誰もいなくなった』…ホラー、ミステリの「優良物件」を名匠が料理!バハ・カリフォルニア沖に浮かぶホースシューアイランド、この島に設立された国際低温工学研究所(ICI)のホッブズ博士は、極秘裏にある実験計画を進めていた。長期間冷凍保存していた体から外科手術によって脳や臓器を取り出して移植し、人間を蘇らそうというのだ。ICIの活動に疑念を抱いたコンピュータ検察局は、捜査員ジャジーンをこの島に送り込む。潜入捜査を開始したジャジーンは、やがて思わぬ事態に直面する。手術によって「彼」が心拍と脈拍を取り戻した翌日から、手術のために集められた医師が一人、また一人と殺されていく!SFミステリ“コンピュータ検察局シリーズ”最終作。本邦初訳。
著者等紹介
ホック,エドワード・D.[ホック,エドワードD.] [Hoch,Edward D.]
1930‐2008。アメリカの作家。ニューヨーク州ロチェスター生まれ。ロチェスター大学に学び、広告関係の仕事をするかたわら、1950年代に短編を書き始めた。1955年に「死者の村」を雑誌に発表してデビュー、「長方形の部屋」(67)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀短編賞を受賞し、専業作家に転じた。以降50年以上にわたり、短編ミステリの第一人者として活躍し続けた。短編の総数は950編以上にものぼり、数多くのシリーズ・キャラクターを生み出した。長編は数冊のみ。2001年にアメリカ探偵作家クラブ生涯功労賞を受賞したほか、数々の栄誉に輝いた
山口雅也[ヤマグチマサヤ]
早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1970年代からミステリ関連書を多数上梓し、89年に長編『生ける屍の死』で本格的な作家デビューを飾る。94年に『ミステリーズ』が「このミステリーがすごい!’95年版」の国内編第一位に輝き、続いて同誌の2018年の三十年間の国内第一位に『生ける屍の死』が選ばれKing of Kingsの称号を受ける。95年には『日本殺人事件』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞
宮澤洋司[ミヤザワヒロシ]
1962年、長野県生まれ。東京大学法学部卒業。出版社勤務を経て、現在はフリーのDTP職人。未訳の海外ミステリを翻訳紹介する同人誌「翻訳道楽」主催。日本屈指のデテクティヴ・パルプのコレクターを自負する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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