出版社内容情報
日中の友好を求め、保守派でありながら憲法を擁護し続けた政治家の姿。
1 田中角栄の魅力と魔力
2 正言は反のごとし 松村謙三、河野謙三
3 友好の井戸を掘った人たち 保利茂、三木武夫、大平正芳、村山富市
4 護憲派列伝 宮澤喜一、後藤田正晴、野中広務
内容説明
戦後民主主義の体現者としての田中角栄。党派の利害を超え、庶民の「声なき声」を聞いた松村謙三と河野謙三。中国との友好の井戸を掘った保利茂、三木武夫、大平正芳、村山富市。保守として憲法を擁護し、派兵に反対し、差別に抗した宮澤喜一、後藤田正晴、野中広務。日中の友好を求め、憲法を擁護し続けた政治家の姿。
目次
序章 テレビに伸びた母の手
第1章 魅力の源泉、三つの宿命(女の中の男;吃音者 ほか)
第2章 さまざまな田中角栄像(「田中に老婆心あり」と言った保利茂;田中に惚れこんだ河野謙三 ほか)
第3章 角栄伝説の検証(吉田茂、佐藤栄作の系譜にあらず;反官僚か、親官僚か ほか)
終章 未完の敗者
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、評論家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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