出版社内容情報
東日本大震災から10年。福島の現状は、超少子高齢社会・人口減少社会を迎えた地方の近未来の姿のようでもある。震災後、ケア・コミュニティー・仕事を再建する担い手となった人へ、「地域を支え、地域で生きる」ことについて話を聞いた。福祉・社会保障の研究者によるインタビューとその解説は、これからの日本の「地域共生社会」を展望するヒントとなる。
目次
序章 福島から「地域」を考える
第1章 座談会 「復興女子」と福島の10年(3月11日の状況;「復興女子」としての活動 ほか)
第2章 再建から生まれた相双地域の地域包括ケア(被災地に病院・地域医療をつくりなおす;住民の自立を支える社会福祉協議会をつくりなおす ほか)
第3章 原発避難、それぞれの福祉現場では(災禍で子どもたちを守り育てる―児童養護施設の視点から;非常事態下で生活を守る連携―障がい者施設の視点から ほか)
第4章 震災と地域共生社会の創造(地域共生社会をめざす災害経験の背景;被災者から生活者の視点での共生 ほか)
著者等紹介
菊池馨実[キクチヨシミ]
早稲田大学教授。北海道大学大学院法学研究科博士課程修了(博士(法学))。大阪大学助教授などを経て、早稲田大学法学学術院教授。社会保障法専攻
鈴木典夫[スズキノリオ]
福島大学教授。同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻修了(修士(文学))。京都市社会福祉協議会などを経て、福島大学行政政策学類教授。地域福祉専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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