スポーツ根性論の誕生と変容―卓越への意志・勝利の追求

個数:

スポーツ根性論の誕生と変容―卓越への意志・勝利の追求

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月01日 03時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845117284
  • NDC分類 780.13
  • Cコード C0075

内容説明

1964年の東京オリンピックを契機とし、勝利至上主義や支配的なスポーツ観として現在も続く「根性論」とは何なのか。大松イズムや円谷幸吉の死を踏まえ、スポーツ界を超えたその影響を明らかにし、現代スポーツが抱える問題の解決への道筋を探る。

目次

序章 近代スポーツがもたらす「必然」―勝利至上主義という問題性(近代スポーツの論理とその問題性;スポーツにおける卓越・勝利の位置づけ)
第1章 スポーツにおける「根性」の成立と変容(「根性」の辞書的意味とその使用状況の変遷;東京オリンピック(一九六四)に向けた選手養成・強化と「根性」 ほか)
第2章 ハードトレーニングと卓越への意思―大松博文と「東洋の魔女」(「大松イズム」成立の背景;大松博文のスポーツ(バレーボール)観 ほか)
第3章 競技者としての主体性と卓越への意志―マラソンランナー・円谷幸吉(円谷幸吉の自死とその背景;円谷幸吉の自死の要因に関する諸説 ほか)
結章 スポーツにおける「根性」の「いま」と「これから」(スポーツにおける「根性」とは何だったのか;スポーツと根性の「これから」)

著者等紹介

岡部祐介[オカベユウスケ]
1981年、茨城県生まれ。関東学院大学経営学部准教授。早稲田大学スポーツ科学学術院助手、至誠館大学ライフデザイン学部講師を経て現職。2011年、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程修了。博士(スポーツ科学)。専門はスポーツ哲学、スポーツ文化論。中学校から大学まで陸上競技部に所属。長距離種目を専門とし、大学では箱根駅伝にも出場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

14
著者は81年生まれで、自らも箱根駅伝出場の経験を持つ競技者出身。こうした新顔の参入により、スポーツ論の裾野も広がっていくのだろう。イメージが先行しがちな根性論について、「日本的な精神論」などといった型通りの解釈ではなく、具体的な事例に沿いながら分析を重ねていて好感が持てる。マンガ『ピンポン』のキャラクターを狂言回しに使っているのも面白い試みだが、こちらはあまり上手くいったようには見えない。2024/08/20

takao

1
ふむ2023/07/06

athnete10

1
根性好きを自負する割に、冒頭「根性とはなにか」の問にうまく答えられない自分がいた。多分、世の中のほとんどの人は私と同じ理解度で「根性論なんて古臭い」と声高らかに言っているんだろうな。2022/12/04

t0t0165

1
1964年東京オリンピックを前後に広がる「根性論」。その生成者たちの意図と受け手(選手、社会)による解釈と誤用?、そして批判から根性のこれからを見据える。2022/03/04

やご

1
スポーツにおける根性というものを学問的に考える、という本。「根性」という言葉が発せられるのは情緒的な文脈であることが多いですし、と同時に学問などとは相性が悪そうな印象を帯びた言葉でもあり、まじめな研究の対象とは縁遠いもののように感じられますが、そこへ踏み込みましたか。それだけでも座布団一枚。著者はスポーツ哲学・スポーツ文化論の研究者。中学から大学まで陸上競技を続け、箱根駅伝出場経験もあるそうです。なるほど。(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1239.htm2022/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18776670
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品