スポーツ根性論の誕生と変容―卓越への意志・勝利の追求

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スポーツ根性論の誕生と変容―卓越への意志・勝利の追求

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845117284
  • NDC分類 780.13
  • Cコード C0075

内容説明

1964年の東京オリンピックを契機とし、勝利至上主義や支配的なスポーツ観として現在も続く「根性論」とは何なのか。大松イズムや円谷幸吉の死を踏まえ、スポーツ界を超えたその影響を明らかにし、現代スポーツが抱える問題の解決への道筋を探る。

目次

序章 近代スポーツがもたらす「必然」―勝利至上主義という問題性(近代スポーツの論理とその問題性;スポーツにおける卓越・勝利の位置づけ)
第1章 スポーツにおける「根性」の成立と変容(「根性」の辞書的意味とその使用状況の変遷;東京オリンピック(一九六四)に向けた選手養成・強化と「根性」 ほか)
第2章 ハードトレーニングと卓越への意思―大松博文と「東洋の魔女」(「大松イズム」成立の背景;大松博文のスポーツ(バレーボール)観 ほか)
第3章 競技者としての主体性と卓越への意志―マラソンランナー・円谷幸吉(円谷幸吉の自死とその背景;円谷幸吉の自死の要因に関する諸説 ほか)
結章 スポーツにおける「根性」の「いま」と「これから」(スポーツにおける「根性」とは何だったのか;スポーツと根性の「これから」)

著者等紹介

岡部祐介[オカベユウスケ]
1981年、茨城県生まれ。関東学院大学経営学部准教授。早稲田大学スポーツ科学学術院助手、至誠館大学ライフデザイン学部講師を経て現職。2011年、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程修了。博士(スポーツ科学)。専門はスポーツ哲学、スポーツ文化論。中学校から大学まで陸上競技部に所属。長距離種目を専門とし、大学では箱根駅伝にも出場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2023/07/06

Go Extreme

1
近代スポーツがもたらす「必然」: 近代スポーツの論理とその問題性 スポーツにおける卓越・勝利の位置づけ スポーツにおける「根性」の成立と変容 ハードトレーニングと卓越への意志: 「大松イズム」成立の背景 大松の指導・コーチング観 「為せば成る」−バレーボールによる「修養」 競技者としての主体性と卓越への意志」 円谷幸吉の自死とその背景 「円谷幸吉物語」の再生産とその現代的な意味 スポーツにおける「根性」の「いま」と「これから」: スポーツにおける「根性」とは何だったのか スポーツと根性の「これから」2022/01/24

athnete10

0
根性好きを自負する割に、冒頭「根性とはなにか」の問にうまく答えられない自分がいた。多分、世の中のほとんどの人は私と同じ理解度で「根性論なんて古臭い」と声高らかに言っているんだろうな。2022/12/04

t0t0165

0
1964年東京オリンピックを前後に広がる「根性論」。その生成者たちの意図と受け手(選手、社会)による解釈と誤用?、そして批判から根性のこれからを見据える。2022/03/04

森田健作

0
文章下手くそ。読みづらい。2022/02/20

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