内容説明
なぜ注目されているの?核兵器は本当になくなるの?知りたいことがぜんぶわかる!
目次
第1章 核兵器はやっぱりおそろしい(世界が核兵器をなくすために動いた日;核兵器って、そんなにおそろしいの? ほか)
第2章 増え続けていった核兵器(だれが、なぜ核兵器を作ったの?;広島と長崎に原爆が落とされた ほか)
第3章 核兵器をなくすために、これまで世界が取り組んできたこと(核兵器に反対した科学者たち;核兵器をなくすために多くの人が声をあげる ほか)
第4章 そして核兵器禁止条約が作られた(だれがどうやって核兵器禁止条約を作ったの?;核兵器禁止条約って具体的にはどんな内容なの? ほか)
著者等紹介
川崎哲[カワサキアキラ]
1968年東京生まれ。東京大学法学部卒。ピースボート共同代表。2017年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の国際運営委員(2014年~)・会長(2021年~)。核兵器廃絶日本NGO連絡会の共同代表として、NGO関の連携および政府との対話促進に尽力してきた。ピースボートでは、地球大学プログラムや「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」をコーディネート。恵泉女学園大学、聖心女子大学などで非常勤講師。日本平和学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いっせい
55
人類が核兵器を持つようになった経緯から核兵器禁止条約発効に至るまでの歴史、核兵器爆発のしくみ、核兵器を世界から無くす為には何をしていったらいいのか?を、図解を交えながら平易な言葉で解説した良書。小中学生向けに書かれているので非常に読みやすいです。核抑止力という根拠でアメリカに守られている日本。「世界唯一の被曝国」であると同時に「戦争の加害者」でもある日本。その歴史の重みを考えるにつけ、核兵器の無い世界実現の為に果たしていく役割は大きいですね。2021/12/16
なま
10
★4 核兵器を無くす為に、核兵器の歴史や核兵器禁止条について語られている。小・中学生にも理解出来るように「核兵器が無くならない理由」や「核兵器に帯する日本の考え方」等、項目毎にまとまり図イラストも多い。被爆国として被爆者の声も載せている。戦争加害者としても日本だから出来る事を整理し、考える事が出来る一冊。2022/01/29
いよの缶詰め
5
新聞で見かけた核兵器禁止条約。しかし具体的に書いてくれていない。核兵器の誕生や条約について事細かに記載している。どうして今までこんなに詳しく書いた本がなかったのだろう。もっと早く欲しかった!と思った。2021/10/22