出版社内容情報
「新京都」「新姫路」「新広島」などの駅名が
生まれたかもしれなかった!?
山も谷も関係なく直進しているように見える新幹線。「新○○駅」が多いのは、都市間を最短で合理的に結ぶためのやむを得ない配置かと思っていたら、実は絶妙に諸条件をクリアした結果だった。よく見ると新幹線も大迂回をしていたりする。その理由をさぐって見えてきた制約と事情、一挙公開!
【第一章】東海道新幹線篇
始発駅が東京駅ではない可能性があった?
なぜ品川から急に東海道本線を外れるのか?
なぜ武蔵小杉の線路は急カーブなのか?
なぜ横浜駅が新幹線駅にならなかったのか?
なぜ新幹線は駿河湾沿いを通らないのか?
大崩海岸とトンネルの複雑な関係とは?
新幹線は難所の大井川をどう越えたのか?
なぜ浜松駅前後の区間は曲がりくねっているのか?
なぜ新星越トンネルはわずか9年で消えたのか
なぜ岡崎平野の経路が変更されたのか?
愛知県内の新駅候補が4案あったってホント?
なぜ大きく迂回して名古屋駅に入るのか?
なぜ鈴鹿越えが実現しなかったのか?
なぜ濃尾平野で蛇行を繰り返すのか?
知られざる関ヶ原の経路変更の歴史とは?
なぜ新幹線の線路は琵琶湖から離れているのか?
もし新幹線が京都駅を通らなかったら?
山崎付近の線路のやりくり事情とは?
なぜ大阪駅が新幹線駅にならなかったのか?
なぜ東海道新幹線の終点が神戸ではなく大阪だったのか?
【第二章】山陽新幹線篇
なぜ新神戸駅はトンネルの間に建設されたのか?
兵庫・岡山県境の山間部を新幹線はどう越えたか?
なぜ新倉敷駅は不便な位置に設置されたのか?
なぜ新幹線は尾道を避けたのか?
なぜ広島駅直前で大きく南に迂回するのか?
なぜ新岩国駅は乗り換えが不便なのか?
なぜ新幹線は関門海峡を大きく迂回して渡るのか?
なぜ小倉~博多間は小刻みにジグザグなのか?
新幹線が走る在来線が西日本にある?
【第三章】九州新幹線篇
九州新幹線とは
なぜ山陽新幹線は九州新幹線に乗り入れできない?
なぜ新幹線は八代海沿岸を避けたのか?
明治と昭和の経路選定に共通した三つのルートとは?
西九州新幹線はどうなったのか
【第四章】リニア中央新幹線篇
内容説明
在来線の主要駅にきちんと立ち寄りつつも、ルートは在来線に沿ったり、遠く離れた山裾、あるいは山の中を通ったり。駅ありきで合理的にルートを決めたかと思いきや、実は新幹線のルートは、さまざまな可能性を検討し、条件をクリアした、「そこ」しかないものだった!新ルートとともに設置された多数の「新○○」駅の誕生の理由にも迫る、大好評シリーズ第3弾!
目次
第1章 東海道新幹線篇(東海道新幹線とは;始発駅が東京駅ではない可能性があった? ほか)
第2章 山陽新幹線篇(山陽新幹線とは;なぜ新神戸駅はトンネルの間に建設されたのか? ほか)
第3章 九州新幹線篇(九州新幹線とは;なぜ山陽新幹線は九州新幹線に乗り入れできない? ほか)
第4章 リニア中央新幹線篇(リニア中央新幹線とは)
著者等紹介
竹内正浩[タケウチマサヒロ]
1963年愛知県生まれ。文筆家、歴史探訪家。地図や鉄道、近現代史をライフワークに取材・執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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六点
yyrn
雲をみるひと
アキ