内容説明
Society5.0、国家戦略特区、オリンピック、教育民営化、防災・治水、エネルギー、交通システム、軍事基地、豊洲市場、臨海副都心開発、カジノ誘致、都立病院独立行政法人化、住宅、福祉、若者雇用、貧困、ジェンダー…27のポイントから小池都政の4年間を検証!
目次
第1章 都政(小池都政の総合的検証―世界都市東京を進化させる東京版「Society5.0」;AIによる「Society5.0」をめざす未来東京 ほか)
第2章 教育(Society5.0に向けた教育「改革」;学校教育の民営化の進行 ほか)
第3章 まちづくり(「災害多発時代」の防災・減災を重視し、効果的な流域治水対策を進める;「脱化石」&「脱原発」をめざし、再エネの推進を図る ほか)
第4章 社会保障(都立病院の地方独立行政法人化は都民にとって有益か;東京の介護問題と国による介護費用抑制問題 ほか)
著者等紹介
山本由美[ヤマモトユミ]
東京自治問題研究所理事長、和光大学教授。専門は教育行政学専攻。学校統廃合と小中一貫教育を考える全国ネットワークを主催
寺西俊一[テラニシシュンイチ]
一橋大学名誉教授、日本環境会議理事長。専門は環境経済学・環境政策論
安達智則[アダチトモノリ]
都留文科大学講師、東京自治問題研究所主任研究員、健和会医療福祉調査室室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Jun
2
社会保障、教育、society5.0などの観点で、各章で都政を検討する。築地市場問題、コロナ対策など、杜撰な面を批判。2024/11/05
shellgai
1
東京の抱える多様な課題が、都政、教育、まちづくり、社会保障の4章に分けてコンパクトにまとめて解説されててわかりやすい。選挙は単純な争点だけが注目されがちだが、都知事選の前に読んでおくとよい一冊。2020/06/08
みき
0
びっくりするくらい読む気が失せる。 はじめにの段階で小池都政の批判!批判!批判! 第二章教育も新しい動きは基本批判!でも、改善案があるように見えない。2023/01/28
awe
0
小池都政は、石原都政以来続く大規模開発路線を猛進し続けており、都民の福祉の向上という視点が見られないという主張が本書の各章を通底するテーマである。society5.0の推進は、国政の動きと軌を一にしており、その背後には巨大資本がある、という話だが、これは時代の趨勢なのである程度仕方が無く、かつデジタル化の流れに乗り遅れるのは本格的に東京、日本の国際競争力を低下させることになるのだから、方向性は間違ってはないのではないかと思う。もちろん、それとは別個に都民の福祉向上は必須な訳だが。2020/07/05