内容説明
今という時代に届けたい抵抗の歌。全詩楽譜集。
目次
POETRY SIDE(希望について私は書きしるす;詩人の死;すきになると;こどもとおとな;その日―August 6;死んだ男の残したものは;おしっこ;死んでから;殺す;風と夢 ほか)
MUSIC SIDE
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
47
40年かけてできた本。「プロテストソング」の曲を、自己流で弾き語りしてみたこともあるけど、今回初めて楽譜を見た。うわ、これって5拍子だったんだ! 6連符・7連符もある。だけど歌ってみれば、曲のユニークさがかえって気持ちよかった思い出が。対談の中身は、さすが40年間を振り返るだけあって、時代の重みがあるけど、それを谷川さん、小室さんの飄然とした語りと流れが支えてくれている。谷川さん、いつまでもお元気で詩を読ませてくださいね。2018/04/24
ふう
24
谷川俊太郎さんって孤高の人なんだな、というのがまず浮かんできた。といっても高いところから物言うわけではないから孤高という表現は当たらないのだが。「おしっこ」という詩が言葉も曲も良かった。2022/12/14
チェアー
16
本当の反抗者は、自分の主張にこだわることなく、しかし一人で、自分の頭で、その場その場で考えて結論を出すひとだ。谷川俊太郎は、詩でよのなかすべてに歯向かっていく。ひらがな主体の言葉たちは、自分にもよのなかの理不尽なことにも厳しい。2018/05/15
くみん
14
右開きで詩人の奥深い心を、左開きで歌手の音から感じるプロテスト。長いものに巻かれず、何が正しい道なのか、プロテストできる術は何か、言葉と音で考える。2018/07/18
ぽん
4
小室さんの唄を生で聴く機会があったので。初めてだったのですが。自分の心にしっかり言葉を持っていきたいと思いました。2018/06/24