内容説明
教育の民主主義を創造する。民主主義が「選ばれた独裁」に姿を変え、平和の名で「戦争ができる国」へと傾く時代に、あらためて問われる“教育”の重要性。
目次
若手教師たちの今を聴き、希望を考える―「管理=困難」と「自由=希望」はまだら模様
私の「教育の民主主義」づくり実践
子どもの権利と教育の民主主義―子どもの声に耳を傾けること
学校をめぐる「抑圧」と「民主主義」
一年生と生きる
中学生とともにつくる授業・学級・学校
ブックガイド 子どもといっしょに学ぶ民主主義
民主主義なんかいらない?
憲法の平和と民主主義をめぐる攻防の70年
ブックガイド 民主主義と教育を考える
著者等紹介
片岡洋子[カタオカヨウコ]
1955年生まれ。東京都立大学人文学部卒業。千葉大学教授。現在、教育科学研究会常任委員。専門は、教育学、ジェンダー・人権教育、生活指導論など、子どもたちが自分を表現し相互理解しながら自己形成するための教育実践について研究
久冨善之[クドミヨシユキ]
1946年生まれ。東京大学教育学部卒業。一橋大学名誉教授。現在、教育科学研究会常任委員。専門は教育社会学、学校文化・教育文化論で、教師の仕事、その独特の難しさと乗り切りにまつわって生じる文化を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tatsuo Mizouchi
1
☆☆☆ プラットフォーム民主主義を作りたいよね。ひとつのことに合意するのではなく、対立があることを合意する。すべてはそこからだよね。2018/11/30
八朔
0
教職という仕事の実情が知りたくて読んでみた。先生を助ける仕組みって、もっとないものでしょうかね…。改めて、教職を取らずに大学を卒業してしまったことに後悔。 「人々をなりゆきまかせの客体から自ら歴史を作る主体に変えていく」ことこそに学びの意義がある(ユネスコ学習権宣言) 多忙を極める現場では「事なかれ主義」がはびこる2015/10/28