虚像の抑止力―沖縄・東京・ワシントン発 安全保障政策の新機軸

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虚像の抑止力―沖縄・東京・ワシントン発 安全保障政策の新機軸

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845113606
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

内容説明

集団的自衛権の行使容認、辺野古移設の強行着工…日米外交の歪みを象徴する“沖縄米軍基地問題”。外交・防衛・安全保障の専門的見地から政策の「あるべき姿」を発信!

目次

普天間基地問題にどう向き合うか―元防衛官僚の視点から
海兵隊沖縄駐留と安全保障神話―沖縄基地問題の解決にむけて
日米の盲目的な主従関係が招く沖縄支配
抑止力と在沖米海兵隊―その批判的検証
座談会 沖縄基地問題の分水嶺―抑止力・集団的自衛権・県知事選
豊かな外交チャンネルの構築を目指して―新外交イニシアティブの取り組み

著者等紹介

柳澤協二[ヤナギサワキョウジ]
新外交イニシアティブ理事。1946年東京都生まれ。70年東京大学法学部卒業後、防衛庁入庁、運用局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。2004年から09年まで、小泉・安倍・福田・麻生政権のもとで内閣官房副長官補として安全保障政策と危機管理を担当。現在、NPO国際地政学研究所理事長

屋良朝博[ヤラトモヒロ]
1962年沖縄県生まれ。フィリピン大学を卒業後、沖縄タイムス社入社。92年から基地問題担当、東京支社を経て、論説委員、社会部長などを務めた。2006年の米軍再編を取材するため、07年から1年間、ハワイ大学内の東西センターで客員研究員として在籍。2012年6月に退社。現在、フリーランスライター

半田滋[ハンダシゲル]
1955年栃木県生まれ。下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社。東京新聞編集局社会部記者を経て、2007年8月より編集委員、11年1月より論説委員兼務。93年防衛庁防衛研究所特別課程修了。92年より防衛庁取材を担当。2004年、中国が東シナ海の日中中間線付近に建設を開始した春暁ガス田郡をスクープした。07年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリズム基金賞(大賞)を受賞

モチヅキ,マイク[モチズキ,マイク]
新外交イニシアティブ理事。1950年石川県生まれ。米国テキサス州で育つ。ジョージ・ワシントン大学教授。ハーバード大学にて博士号取得。専門は日本政治および外交政策、日米関係、東アジア安全保障。南カリフォルニア大学およびイェール大学で教鞭をとり、ブルッキングス研究所シニア・フェロー、ランド研究所アジア太平洋政策センター共同部長などを歴任。99年より、ジョージ・ワシントン大学エリオットスクール(国際関係学)のAsian Studies(アジア学)のためのガストン・シガール記念センター・日米関係教授。現在はエリオットスクールの副学長、シガール記念センターの研究プロジェクト“Rising Powers Initiative”の共同責任者も務める

猿田佐世[サルタサヨ]
新外交イニシアティブ事務局長。1977年愛知県生まれ。東京都で育つ。2002年日本にて弁護士登録、08年コロンビア大学ロースクールにて法学修士号取得。09年米国ニューヨーク州弁護士登録。12年アメリカン大学国際関係学部にて国際政治・国際紛争解決学修士号取得。自らワシントンにてロビーイングを行う他、沖縄・日本の国会議員・地方議会議員、各団体等の訪米行動を企画・実施。大学学部時代から現在までアムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチ等の国際人権団体で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

28
図1 沖縄の地政学的位置(屋良氏43頁)。シーレーンに隣接する付近が曲者に思われる。自衛隊は自ら防衛する能力に欠ける沖縄の米軍を守り続けている(半田氏85頁)。尖閣紛争と引き換えのTPPで合意すれば関税引き下げ。日本の敗北は一方的な内容(同氏92頁)。あのアメリカの満足顔に対して、甘利経産大臣の沈んだ表情を見たら、がっくりだよ。最初から決まっ ていたのか? 勘ぐりたくもなる。新外交イニシアティブは’13年8月設立。外交にさまざまな声を届けるという理念のもと活動(188頁)。 2015/05/15

加藤久和

8
日本のいわゆる「愛国者」の中には沖縄の海兵隊は中国の出方を伺って常に目を光らせ、一朝有事となれば即出動できるよう態勢を整えていると思っている人もいるかもしれないがこれはまったくの空想だ。海兵隊2部隊が沖縄に駐留しているのはそれぞれ年に数ヶ月に過ぎない。それでも海兵隊の抑止力を主張したい人がいるのであればまずはこの本を読んでからにして欲しい。これは人の生死に関わる問題だ。「抑止力」を無批判にお題目にして済ます訳にはいかない。この本は抑止力概念を丁寧に考察するにあたって大変有益な論点を数々提示している。2015/01/04

coolflat

8
米軍再編計画で沖縄の海兵隊は18000人(公称)から9000人に減る。主力の第四海兵連隊はグアム移転が決まり、残るのは司令部と第31海兵遠征部隊と第12砲兵連隊。しかも31海兵遠征部隊は年間9ヶ月沖縄の外で、第12歩兵連隊も半年以上沖縄にいない。日本政府の言う「抑止力」は無きに等しい。辺野古に移設しようが根本は全く変わらない。在日米軍が常在することで抑止になるという発想は通用しなくなりつつあるが、日本政府はそういう冷戦思考を変えようとしない。市民側もそれに同調し続けるようでは、沖縄に永遠に基地は存続する。2014/10/22

ぐり

3
抑止力というと印籠のように人を黙らせる力があるが、実態はほとんど語られず分析もされていないことに警鐘を鳴らす。米軍と海兵隊の再編や運用を知れば、年に数か月しかいない在沖海兵隊にあれだけの立派な施設を新規で作ることの可笑しさに気づかない人はいないだろう。海兵隊が米軍内でお荷物扱いになってること、想像以上に米国議会は軍予算を削っていること、普天間返還をとりつけた橋本首相は外務省と防衛省に事前相談しなかったこと・・。勉強になりました。これからの外交は事なかれ主義をやめるところから始めないと。2015/06/17

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