内容説明
集団的自衛権の行使容認、辺野古移設の強行着工…日米外交の歪みを象徴する“沖縄米軍基地問題”。外交・防衛・安全保障の専門的見地から政策の「あるべき姿」を発信!
目次
普天間基地問題にどう向き合うか―元防衛官僚の視点から
海兵隊沖縄駐留と安全保障神話―沖縄基地問題の解決にむけて
日米の盲目的な主従関係が招く沖縄支配
抑止力と在沖米海兵隊―その批判的検証
座談会 沖縄基地問題の分水嶺―抑止力・集団的自衛権・県知事選
豊かな外交チャンネルの構築を目指して―新外交イニシアティブの取り組み
著者等紹介
柳澤協二[ヤナギサワキョウジ]
新外交イニシアティブ理事。1946年東京都生まれ。70年東京大学法学部卒業後、防衛庁入庁、運用局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。2004年から09年まで、小泉・安倍・福田・麻生政権のもとで内閣官房副長官補として安全保障政策と危機管理を担当。現在、NPO国際地政学研究所理事長
屋良朝博[ヤラトモヒロ]
1962年沖縄県生まれ。フィリピン大学を卒業後、沖縄タイムス社入社。92年から基地問題担当、東京支社を経て、論説委員、社会部長などを務めた。2006年の米軍再編を取材するため、07年から1年間、ハワイ大学内の東西センターで客員研究員として在籍。2012年6月に退社。現在、フリーランスライター
半田滋[ハンダシゲル]
1955年栃木県生まれ。下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社。東京新聞編集局社会部記者を経て、2007年8月より編集委員、11年1月より論説委員兼務。93年防衛庁防衛研究所特別課程修了。92年より防衛庁取材を担当。2004年、中国が東シナ海の日中中間線付近に建設を開始した春暁ガス田郡をスクープした。07年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリズム基金賞(大賞)を受賞
モチヅキ,マイク[モチズキ,マイク]
新外交イニシアティブ理事。1950年石川県生まれ。米国テキサス州で育つ。ジョージ・ワシントン大学教授。ハーバード大学にて博士号取得。専門は日本政治および外交政策、日米関係、東アジア安全保障。南カリフォルニア大学およびイェール大学で教鞭をとり、ブルッキングス研究所シニア・フェロー、ランド研究所アジア太平洋政策センター共同部長などを歴任。99年より、ジョージ・ワシントン大学エリオットスクール(国際関係学)のAsian Studies(アジア学)のためのガストン・シガール記念センター・日米関係教授。現在はエリオットスクールの副学長、シガール記念センターの研究プロジェクト“Rising Powers Initiative”の共同責任者も務める
猿田佐世[サルタサヨ]
新外交イニシアティブ事務局長。1977年愛知県生まれ。東京都で育つ。2002年日本にて弁護士登録、08年コロンビア大学ロースクールにて法学修士号取得。09年米国ニューヨーク州弁護士登録。12年アメリカン大学国際関係学部にて国際政治・国際紛争解決学修士号取得。自らワシントンにてロビーイングを行う他、沖縄・日本の国会議員・地方議会議員、各団体等の訪米行動を企画・実施。大学学部時代から現在までアムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチ等の国際人権団体で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
加藤久和
coolflat
ぐり