内容説明
「構造改革」が金融危機を引き起こした!?もっとも市場規律が働き、効率的で合理的な市場であるはずのアメリカにおいて、激しい金融危機が発現したのはなぜか。危機克服のために国際社会は何をなすべきか。
目次
第1章 金融危機の国際比較―一九八〇年代のアメリカ、九〇年代初頭の北欧、九七年のアジア(一九八〇年代のアメリカで何が起こっていたか;一九九〇年代初頭の北欧―バブル崩壊と金融危機;一九九七年のアジア―危機の「伝染」)
第2章 金融危機の歴史比較―世界大恐慌と昭和恐慌(一九三〇年代の世界大恐慌;日本の昭和恐慌)
第3章 危機克服に何が必要か―システム改革と国際政策協調(金融危機の推移と一国的・国際的危機対策;今回の金融危機の性格と背景;危機克服に必要なこと)
著者等紹介
伊藤正直[イトウマサナオ]
東京大学大学院経済学研究科教授(経済学博士)。1948年愛知県に生まれる。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、東京大学社会科学研究所助手、立命館大学経済学部助教授、名古屋大学経済学部助教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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