内容説明
今日の日本の労働者の雇用、労働の実態を赤裸々に明らかにし、その現実に向き合って闘い、そして生きていくためには、今、労働組合こそが最も必要であることを熱く呼びかける。
目次
1 労働者が壊れていく(正社員を襲う過酷な現実;非正規雇用という“身分” ほか)
2 追いつめられる正社員(長時間時間外労働と闘う方法;パワー・ハラスメント、成果主義と闘う方法 ほか)
3 派遣は使い捨てか(なくならない“事前面接”にどう対応するか;派遣労働者の直接雇用を実現する ほか)
4 管理職・事業主という名の労働者(死にいたる職業=管理職;個人事業主という名の労働者―偽装雇用という問題 ほか)
5 ユニオン力で突破する―ファイティングポーズのとり方(解雇だ!と言われたら;賃下げだ!と言われたら ほか)
著者等紹介
設楽清嗣[シタラキヨツグ]
1941年、旧朝鮮清津に生まれる。慶應義塾大学文学部哲学科中退。在学中から労働運動に取り組み、中小未組織の労働運動を展開してきた。総評全国一般東京地本南部支部長を経て、92年から全労協全国一般東京労組副委員長、93年から東京管理職ユニオン書記長として、その結成に参加、現在に至る
高井晃[タカイアキラ]
1947年生まれ。大阪府立八尾高校卒業。66年、早稲田大学第一政経学部政治学科中退。69年東大闘争で安田講堂にて逮捕、起訴。東京北部で地域労働運動に参加し、79年現在の東京ユニオン設立に参加、委員長に。93年コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク事務局長、95年阪神大震災で「被災労働者ユニオン」設立に尽力。91年派遣労働ネットワーク設立に参加。02年「全国ユニオン」設立に参加、初代事務局長。現在、NPO派遣労働ネットワーク理事、労働組合東京ユニオン執行委員、企業組合スタッフフォーラム理事長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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