目次
第1章 緑とともに“時代”をつくる(いま、「森の実学」が始まる;山に木を植える、こころに木を植える)
第2章 日本の“緑”の担い手たちを訪ねる(日本の山がよみがえるために―中島浩一郎さんに訊く;“山の守り手”を食わせてみせる―庄司和敏さん(山形県) ほか)
第3章 世界をリードするオーストリアの木質バイオマスを見て―オーストリアへの旅/二〇〇五年一月(「緑の国」の木質バイオマス;オーストリアの木質バイオマス政策―マルティン・エングリッシュさん ほか)
第4章 いま始まった改革知事の「緑」の政策(「みどりのエネルギー」を新しい産業に―岩手県;「緑の雇用」でIターン、平均三六・八歳は見事なり―和歌山県 ほか)
第5章 特別寄稿 緑の学問(木質エネルギーの普及に向けて―日本の課題;森里海連環学と「木の文化再生」)
著者等紹介
天野礼子[アマノレイコ]
1953年、京都市生まれ。中学、高校、大学を同志社に学ぶ。国内外の川を中心に水辺を歩く。88年より、師・開高健とともに長良川河口堰反対運動に立ち上がり、“川の国”のダムに警鐘を与える国民運動に育てた
ニコル,C.W.[ニコル,C.W.]
1940年7月17日生。英国ウェールズ生まれ。一七歳でカナダへ渡り、その後、カナダ水産調査局北極生物研究所の技官として、海洋哺乳類の調査研究にあたる。67年から二年間、エチオピア帝国政府野生動物保護省の猟区主任管理官に就任。72年よりカナダ水産調査局淡水研究所の主任技官、また環境保護局の環境問題緊急対策官として、石油、化学製品の流出事故などの処理にあたる。80年長野県黒姫に居を定め、95年7月、日本国籍を取得。一六年にわたって購入し、自ら生態系の復活を試みる作業を行ってきた荒れた森をもとに2002年、財団法人「C・W・ニコル・アファンの森財団」を設立
立松和平[タテマツワヘイ]
1947年、栃木県生まれ、早稲田大学政経学部卒業。在学中に『自転車』で早稲田文学新人賞。宇都宮市役所に勤務の後、79年から文筆活動に専念。80年『遠雷』で野間文芸新人賞、97年『毒―風聞・田中正造』で毎日出版文化賞受賞。行動派作家として知られ、近年は自然環境保護問題にも積極的に取り組む。2002年3月、歌舞伎座上演「道元の月」の台本を手がけ、第三一回大谷竹次郎賞受賞
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