目次
1 そこに川があるから(私の中には“アマゴ”が棲んでいるんです!;花嫁修業と称して日本中を釣り行脚 ほか)
2 川に生かされて人は生きる(一五年、年間一〇〇日を釣り続けて、川の“目利き”になる;川と共生するための知恵を失ってしまった ほか)
3 ミズガキの“おたけび”(絶滅危惧種になった“ミズガキ”の復活は成るか;日本もダムの功罪を総括するときがきた ほか)
4 川がよみがえるために(ほんとうに強い力は遊びから生まれる;天然の力を取り戻すことが何よりも先決だ ほか)
著者等紹介
天野礼子[アマノレイコ]
1953年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学卒。一九歳の春に始めた釣りにのめり込み、卒業後も国内・海外の川・湖・海を釣り歩く。小説家・開高健氏に師事し、“わが国初の女流アウトドア・ライター”の名を与えられる。1988年から、本州で唯一ダムをもたない天然河川・長良川を守る運動のリーダーを務め、1997年に「公共事業チェックを求めるNGOの会」(四〇二団体)の代表に就任する。2001年、「脱ダムネット・ジャパン」(本部・長野県)の代表に就任、日本の川を救うために東奔西走している
山岡寛人[ヤマオカヒロト]
1944年、東京都杉並区生まれ。東京教育大学卒。現在、東京大学教育学部附属中等教育学校で中学生・高校生に理科・生物を教える一方、日本環境教育学会、日本生態学会、日本蟻類研究会などに属し、自然・生物・環境にかかわって幅広く活動
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