目次
序章 失敗の始り(漆喰を食う)
第1章 失敗だらけ(お城の壁が浮く;麻縄が粉になる ほか)
第2章 左官の技(草を入れて壁土を作る;材料作りが八割 ほか)
第3章 左官の世界へ(小学生で芽生えた、経営の才;お爺さんを魅了した、粘土細工 ほか)
第4章 左官の未来(左官は雑工事;何とかならんか、年度末工期と労働時間 ほか)
著者等紹介
中嶋正雄[ナカシママサオ]
昭和22年岐阜県生れ。昭和37年左官となる。昭和49年中島左官株式会社設立。現在、中島左官株式会社会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月華
2
図書館 新刊コーナーで見かけて借りてみました。専門用語が多くて、理解できない部分も多かったですが、著者は自分の仕事に誇りを持っているんだなと思いました。愛知県に住んでいる私は全く気になりませんでしたが、かっこで補足されるたびに、この言葉は方言なんだ、と考えてしまいました。2015/10/20
Ayumi Shimojoh
0
著者の配布本。誰もが認めるサクセスストーリーなんだけど、笑えるし、若かりし頃の涙に泣ける。2016/03/31
しぇるぱ
0
著者が語る。話し相手は編集者ですが、この編集者、左官に造詣が深い。テープ起こしというか、トリテキというか、そういう形での本の作り方です。わたしの子どもの頃は壁を塗る現場はいくらでもありました。今は、左官が働いている建築現場は見ることがありません。こまい、壁の芯で割竹を組み縄を巻いたものです。それに壁土を塗って行きます。すさ、稲藁を5センチ3センチに切り刻んだもの、壁土に混ぜて接着力を上げます。解らなかったのが水引、水の引き方でした。壁土が乾いて行く、あるいは、なかなか乾かない、そのへんの加減のことでした。2015/12/13