内容説明
落石対策の計画に関して様々な基準書が発行されているが、道路の落石対策を行ううえで「落石対策便覧」（社団法人日本道路協会）が広く用いられている。平成１２年６月に約１７年ぶりに改訂版が出版されたことや初心者でも参考となるような適当な著書が見あたらなかったことを踏まえて、これまで落石対策に従事してきた経験から、浅学を顧みず実務に携わる技術者向きの落石対策工設計のマニュアルを執筆。実務にすぐ役立つという観点から高度の理論や諸説の解説は最小限にとどめ、計算例や実施例を中心に理解応用の助けとなるように編集している。
目次
第１章 概説
第２章 落石の運動と数値シミュレーション解析
第３章 落石衝撃力と緩衝材
第４章 対策工とその選定方法
第５章 予防対策工の設計
第６章 防護対策工の設計
第７章 落石対策工の設計手法の課題
著者等紹介
勘田益男［カンダマスオ］
１９５５年８月富山県東礪波郡平村生まれ。１９７８年３月日本大学文理学部地理学科卒。現在、（有）斜面防災研究所代表取締役。ナチュラルコンサルタント（株）防災部部長。技術士（建設部門）。土木学会岩盤崩落問題研究委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
