出版社内容情報
旋削技法の駆使という点から日本古来の轆轤と洋式の旋盤を比較考察して日本の挽物の本質を解き明かす。
内容説明
本書は、木工轆轤を用いた挽物の世界を解説。轆轤の起源については持論を展開し、筆者の古代轆轤の復元的試作を通して、百万塔が世界最古の大量生産品であることを詳述した。轆轤工人である木地師の伝説には鋭いメスを入れ、現代に受け継がれる製品各種、産地にも言及した労作。
目次
第1章 挽物とは
第2章 日本の旋削技法の流れ
第3章 挽物の始まりについて
第4章 奈良時代の官営工房での挽物
第5章 挽物業の推移
第6章 洋式旋盤の移入
第7章 伝統的工芸品としての挽物
第8章 挽物への関心
第9章 木地師のふるさと永源寺町
第10章 百万塔の復元試作による考察
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