内容説明
本書は木工界において、永くその重責を果たしてきた橋本喜代太先生の木工用手工具の取扱いについての精細な著作と成田寿一郎先生の古代日本木工具の史的研究の成果とを結び合せた師弟合作の木工具論です。木工用手工具を使うための基本から伝統の木工を支える木匠の心と技など、本書に展開されている手工具のミクロコスモスは木工に携わるすべての人々の心に触れて、明日の創造への道を拓く糧になることでしょう。
目次
第1編 木工具とその使い方(規矩;砥石;工作台;鋸;鉋;鑿;小刀・彫刻刀;斧・鉈・釿;錐;槌;圧締器;雑工具)
第2編 木工具雑考(木工具の史的沿革;規矩;砥石;工作台;鋸;鉋;鑿;小刀・彫刻刀;斧・鉈・釿;錐;槌;圧締器;雑工具)