内容説明
経営者のみが参加を許された特別講義で“日本の本質的問題”を知る。
目次
序 目を背けてきた明白なる日本の問題―日本の未来を考える教育
講義1 人口減少の衝撃―人口動態が示す確実な未来
講義2 「教える」から「考える」へ―答えなき時代の教育トレンド
講義3 地域活性化の現状と課題―世界市場が地方の勝負舞台
講義4 日本のエネルギー問題―持続可能なエネルギーミックス
講義5 日本人の海外シフトの現状と課題―決定的に不足するグローバル人材
講義6 経済で見る日本の危機、世界の危機―日本経済の末路、ハイパーインフレ
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長。ビジネス・ブレークスルー大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
80
【学習】やはりこういう本を時々読んで、仕事上の雑学みたいなものを得ておかないと、いざという時に判断出来なくなる。または、話が出来ない。時折、大前氏のような情報満載系の本を読んで知識を手軽にアップデートし、かつ、自分の知識不足を補うのである。昔は、こういうことも知らぬと悩んだものだが、それは間違いで、皆、自分のエリアに関してはそう。頭のプロセッサーのアップデートを時折しよう!満員地下鉄のチョイ読み電子書籍にて読了。2016/08/16
Kei
10
海外に人材に出ていくと、母国にとって複数のメリットがあります。まず一つは、母国への送金です。2つ目は母国への投資。印喬の事業化の多くは海外ビジネスで成功した後、インド経済が上向いたところで母国に戻り、国内に投資しました。3つ目は頭脳還流です。海外でいい教育を受け、事業化になった優秀な頭脳が母国に戻り、その知識やスキルを母国のために活用します。4つ目は海外市場との仲介、いわゆる「仲介ビジネス」です。ロシアやインド、中国の企業が海外に進出する際、両方の国をよく知っている人間が、海外活動をバックアップする。2017/09/14
かわチラ
2
相変わらず明快で切れ味するどく日本の論点をバッサリ切ってくれる。日本の閉塞感、手詰まり感の要因が、よく理解できる。氏が説く打開策も説得力抜群。前回の講義集同様、プレゼンの組み立て方、客観的データのまとめ方、チャートでの見せ方等、とても参考になる。2016/06/19
Hiroshi Kiso
0
少子化の対策としてまずは出生率をあげることを提案しているが、代替案として移民政策もあげている。移民をマイナス面で感じる人も多いかもしれないが 1.マイナス面は強調されているだけ? 日本人の犯罪よりも外国人の犯罪の方が印象に残る&報道されやすいのでは?とも感じる。 また近隣トラブルも日本人同士でもあるけど外国人だとよく分からないといった偏見も。 2.マイナス面を解消する対策を 日本での生活で不備のないよう日本語教育等受入体制を整えること、生活の基盤が整い、日本になじめばトラブルも起こさないのでは?2017/08/20
カピバラ
0
論理が明解でデータの出し方が的確。自分のレベルでは、ほとんど突っ込むところがなく、完全に納得。大前氏の本を何冊か読むと基本的な主張は変わっていないなと思うけど、分野の広さと逐次アップデートされているのがすごい。2017/02/01
-
- 和書
- 二十世紀研究 〈第4号〉